2011年2月16日水曜日

マイア・バルー 地球をとってよ!


マイア・バルーは素敵だ。他に替えのない唯一無二の存在だ。
地に足をきっちりとつけた歌声、そしてそこから生まれる説得力。彼女の音楽を聴いていると、その巧拙とは別に音楽はつまり人間なのだ、と納得させてしまわれる・・そんな力に満ちているのだ。


地球をとってよ!

マイア・バルー

1.Ongaku
2. 小さな奇跡
3. Asia
4. ぽろろん
5. ル・ロマン
6. イノセンス

マイア・バルーは、フランスの音楽家・俳優として知られるピエール・バルーと、江戸っ子の母を持つアーティスト。幼いころから世界中を巡った彼 女は、ジプシーの音楽から島唄まであらゆる音楽を吸収した独自のワールドミュージックを武器に『FUJI ROCK FESTIVAL’09』などにも出演している。
特におすすめは、ongaku。
[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=P6n1fUOZniE&w=560&h=349]

彼女のもつ風土の強い音色が感じられ、こころがわしづかみにされる。出色の出来映えだ。

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http://undecuplet.wordpress.com/2011/02/16/maia!/

2011年2月11日金曜日

デオダート最新作 THE CROSSING Eumir Deodato

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エウミール・デオダートの最新作。デオダートは言わずと知れたブラジル人鍵盤奏者/アレンジャーの最高峰のひとり。本盤は、あのCTIレーベルでのプロデュースを想起させる、ずばり80年代デオダート・ワークスへの完全回帰をテーマとしたメロウ・テイスト全開です。

THE CROSSING
Eumir Deodato

1. Double Face – feat. Al Jarreau
2. I Want You More – feat. Novecento & Al Jarreau
3. The Crossing – feat. Londonbeat & Paco Sery
4. Night Passage – feat. John Tropea
5. No Getting Over You – feat. Londonbeat
6. Summertime – feat. John Tropea
7. Rule My World – feat. Novecento & Billy Cobham
8. Border Line – feat. Airto Moreira
9. Double Face – feat Al Jarreau (Radio Mix)

麗しいタッチのエレピ・フレーズで幕を開けるオープニング「Double Face」は、アル・ジャロウの粒立ちの良いヴォイスと絡む、先行シングルで話題にもなったハイライト・トラック。続く「I Want You More」は、ボサ・ノヴァを基調としたスタイリッシュなナンバー。ファンク・ジャズ風のリメイクで聴かせるスタンダード「Summertime」では、 CTI時代からの同志ジョン・トロペイ のギターを絶妙にフィーチャー。
とにもかくにも全編にみなぎるデオダートのエレピがあまりにチャーミング。ここのところちょっと彼らしさがぴりっとしなかった感じもあったけれ ど、この最新作では見事にカムバック。特にあのサマータイムでは、ストリングスアレンジまで、まさにあのスカイスクレーパー時代の彼のサウンドそのまま。 大いに楽しめます。

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http://undecuplet.wordpress.com/2011/02/10/the-crossing/

祝 IBM 100年

1911年6月16日、アメリカでIBMの前身となるCTR( The Computing-Tabulating-Recording Company)社が設立されてから今年で100年になる。それを記念して、IBMがつくったビデオがこれ。なかなか感動的である。

IBM・・ このことばに何を感じるかは、世代によって随分違うかもしれない。僕が感じているIBMは、やはり常に知性の象徴だからだろう。 「THINK」ということばに代表されるIBMは常に、知の巨匠として、君臨していた。アップルのあの1984年のIBMをビッグブラザーにたとえたCM も有名だが、打倒の対象としたいくらいに、むしろIBMの知が輝いていたととらえるのが正しいのだろう。

パンチカード、フォートラン、IBM360、ThinkPad・・・ビデオをみながら、あれもこれもなつかしい。本当にIBMが想起させるものは数限りない。そう、あのイームズの作品群も、IBMのパビリオンのためにつくられたものだった。

なつかしく、それでいて誇らしい。常にぶれない知のイメージを表象しつづけるのは実はとても大変なことだと思うけれど、それが見事に実現されていることに、敬意を感じる。IBMはこれからも常に「IBM」でありつづけてほしいと思う。おめでとう100年、IBM。

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