2010年12月21日火曜日

デュトワ N響 よこはまみなとみらいホール ラヴェル ピアノコンチェルト

デュトワのラヴェルがききたくて、よこはまのみなとみらいホールをたずねた。

シャルル・デュトワ(指揮)
ピエール=ロラン・エマール(Pf)
NHK交響楽団


ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ショスタコーヴィッチ:交響曲第8番 ハ短調 作品65

(アンコール)
ピエール・ブーレーズ:12のノタシオン

実は、今回は意外とデュトワ的ではなかった・・というのが率直な感想。ピアノのロラン・エマール氏がやさしくさらっとしたピアノを弾くことも影響していたのだろう。デュトワのこくのある饒舌なラヴェルにはどうしてもならなかったのだ。
以前、ポゴレリッチのときにもデュトワとは相性があわなかったが、それとはまったく別の意味で、今回も相性という意味では、いまひとつだったのだろう。

しかし、それにしてもの収穫は、N響。前回のプレヴィンのときにも思ったが、ぐんぐんうまくなっているというのか、素敵になっている。特に弦・・僕 のこころの中では常にトップはベルリンフィルのあの怒濤のような一体感のある弦だが、それに準ずるくらいのすばらしい出来。また、フランス的ではなかった けれど、打楽器もよかった。

きっと多くの聴衆が、N響をまたききたいと強く思わせられただろう・・その意味でも、とてもここちいいコンサートであったことはまちがいない。

つづきはこちら↓


0 件のコメント:

コメントを投稿