掛かりつけの歯医者にいくと、口をあけて横になる以外することはない。そこでは、いつもJ-waveがかかっていて、沈黙と漆黒の世界の中で(歯医 者ではいつも僕は目をつぶっている)、自分の脳の中に心地よい空間がひろがる。
ラジオの心地よさは、端的にいえば画がないことである。五感のうちのひとつが強制的に排除される中で、人間は自らの力でそれを補完する。その補完に よって世界を創造するという行為こそがもっとも究極の快楽に近い、とも思う。
考えてみれば、心地よいものには常に何か意図的な欠落がある。キンドル(kindle)だって、動画は不可能だし、e-inkゆえに暗いところでは 見られない。でも、考えてみればそれは紙の書籍と同じである。
つづきはこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿