2010年1月31日日曜日

那覇の書店にて:キンドル(kindle)と非キンドルと 伊是名島紀行(田口ランディ)

考えてみれば、沖縄は書籍文化が盛んだ。どこの本屋にいっても、地元の出版社の沖縄コーナーが広々と存在している。他の地域、もちろんローカルの存 在しない東京にも見られない光景。沖縄を「もっとも近い外国、遠い日本」といった人がいたけれど、それだけ独立した文化が深く根づいているということなの だろう。

そんななか、「季刊カラカラ」の バックナンバーをみつけた。伽楽可楽という地元の出版社が発行していて、いわゆる「沖縄の旅と暮らし」を扱った本だ。さすがにこのような写真を中心とした ムックは、キンドル(kindle)ではなく、いつも手にとってみたいタイプの冊子のひとつだ。たまたま手にとったのは、VOL.27 2008年の号

特集は、「オキナワ、島々をめぐる物語。」


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2010年1月30日土曜日

テレビジョン(TV)と対極にあるもの~ラジオ(radio)とキンドル(kindle)と・・・


掛かりつけの歯医者にいくと、口をあけて横になる以外することはない。そこでは、いつもJ-waveがかかっていて、沈黙と漆黒の世界の中で(歯医 者ではいつも僕は目をつぶっている)、自分の脳の中に心地よい空間がひろがる。

ラジオの心地よさは、端的にいえば画がないことである。五感のうちのひとつが強制的に排除される中で、人間は自らの力でそれを補完する。その補完に よって世界を創造するという行為こそがもっとも究極の快楽に近い、とも思う。

考えてみれば、心地よいものには常に何か意図的な欠落がある。キンドル(kindle)だって、動画は不可能だし、e-inkゆえに暗いところでは 見られない。でも、考えてみればそれは紙の書籍と同じである。


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2010年1月29日金曜日

ジョブズ(Steven Jobs)のことば~キンドル(kindle)とリベラルアーツ(Liberal Arts)

iPadの発表で、昨日一日は騒然としていた感じでした。あらためてアップルのマーケティングの巧みさを感じます。そして、それはそのキャンペーン は常にジョブズのプレゼンテーションで頂点を極めます。今回の彼のプレゼンテーションで、僕のこころにひっかかったことばは、キンドル(kindle)と リベラルアーツ(liberal arts)でした。

まずは、キンドル。彼のプレゼンテーションの中で、他社のものもとりあげられるときがままあります。しかし、それは否定のための前提がほとんど。 「○○があった・・しかし、私たちはいま違う・・私たちはいま、□□を手にしたのだ・・」といったような節回しが彼の常套句だったでしょう。

今回のプレゼンテーションで、登場したのは、アマゾン(amazon)のキンドル。しかし、まったく稀なことに、彼はこの商品を貶すことなく、むし ろ誉めたのです。もちろん、それに対抗してiPadがあるわけですが、それにしても他社の製品をここまで大切に扱うのは、いままでのジョブズにはないこ と。

しかし、一方で、僕にはまさに「ジョブズらしい」と思えたのでした。

それは、彼のもうひとつのキーワード、最後の方のプレゼンテーションに登場する、「リベラルアーツ」ということばに集約されるのかもしれません。

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2010年1月28日木曜日

キンドル(kindle)とウンベルト・エコ(UmbertoEco)の図書館

街場は、新しいアップル(apple)のタブレット(i pad)の話題で持ちきりです。キンドル(kindle)のような、新しいサービスの登場に、どのようなシームレスな感覚があるのか、とても楽しみです。

そもそもアマゾン(amazon)の登場によって、図書流通の仕組みは大きくかわりました。一度使うその便利さに使い続ける人も多いでしょう。実は 職場の向かいにかなり大きな本屋さんがあるのですが、会社のメイルボックスには、毎日多くのアマゾンの箱が届いているのがわかります。僕自身もそうです が、必要な本を探すのに、ちょっとおしゃれに特徴的な棚をつくっている近場の本屋さんより、遠くのアマゾンの方がはるかに利便性が高く、時間の短縮になる のです。

そして、キンドルのような電子書籍の登場。アマゾンのキンドルストア(kindle store)の仕組みとあいまって、これは究極の書店。あのみやすい画面とあいまって電子書籍への方向はもはやとめようはないところにきていることを日々 感じます。

今日は、名盤はちょっと一休み、本の紹介です。

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2010年1月27日水曜日

究極のピアノ・・マルカンドレ・アムラン(Marc-André Hamelin )を聴く

ピアノの難関曲といえば何を想像しますか・・リスト? ショパン?・・最近だとカプースチンとかあげる方もいるかもしれません。しかし、今日ご紹介 するものは難易度でいったら格別です。全音ピアノピースのFなんて目もくれない、この世で弾ける人がいるかどうか・・といったいわば超難関曲なのです。

実は、ピアノ曲とはいいながら、ピアノという楽器で演奏することは想定されていても、人間には到底弾けないピアノ曲です。指が10本あっても全然足りません。人間ではない機械(ロールピアノ)にだけが弾くことを許されたピアノ曲なのです。

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2010年1月26日火曜日

キンドル(kindle)で、プロジェクト・グーテンベルグ(Gutenberg)の本を読んでみた

キンドルDXkindleDX)が到着したこともあり、気になっていたキンドル(Kindle)でのアマゾン以外の書籍を入手してみようと試みてみました。

アマゾン(amazon)のキンドルストア(kindle store)には、無料の本が相当数あります。よく引用されるマーク・トウェインや、スティーブンスなどもほぼ無料です(実際には、米国では無料ではあっても日本では有料となっている本もあります)。

一方、パブリックドメイン図書館としては、プロジェクト・グーテンベルグが有名です。日本での青空文庫のように、ボランティアの手により入力された多くのいわば著作権の切れた書籍が、無料で読むことが可能になっています(30000冊を超える電子書籍が格納されています)。


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2010年1月25日月曜日

ゲイリー・バートン(GARY BURTON) &小曽根真(MAKOTO OZONE)

ビブラフォンとはふしぎな楽器である。

いわゆるブラスバンドなどで学校などでもみることができるが、これがクラシック音楽の楽器と問われると、意外と難しい。というか、実はジャズのシーンで活 躍するこの楽器をみることが多いのではないだろうか。
この楽器の歴史は短く、まだ90年にも満たない。しかし、その中でももっとも身近なジャズ・ビブラフォン奏者といえば、それは来日も多いゲイリー・バート ンさんだろう。

つづく

2010年1月24日日曜日

清水靖晃 × ゴールドベルグ( Bach : Goldberg )


名盤発見といいながら、なかなか名盤の紹介になりませんね。今日もまだ音楽の話題ですが、ライブ・コンサートのおはなしです。

きたる2月27日、東京錦糸町のすみだトリフォニーホーで清水靖晃 さんがサキソフォネッツと、バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏会を開きます。清水靖晃さんといえば、10年前のバッハ・チョロ組曲の全曲演 奏で知っておられる方もあれば、CMアーティストや作曲家としての彼、「マライア」の頃のロッカーの彼を思い浮かべる方もいるかもしれません。

つづく

美しすぎる?音の「機械」


写真にあるこの機械、なんだかわかりますか。10センチ四方くらいの黒い箱にACケーブルがついているだけ。スイッチも、電源ランプもありません。正解 は・・。この機械を近くの壁のコンセントに挿すだけで近くにあるオーディオの音がよくなるという、ちょっと怪しげな?製品なのです。

つづく

キンドルDX ( kindleDX ) 到着


名盤発見といいながら、2回目にして、既に違う話題で恐縮です。

1月初旬にアナウンスがあって、1月19日発売となっていたアマゾン( amazon )のキンドルDX ( kindleDX )が到着しました。キンドル ( kindle ) がありつつも、つい発表日に予約をしてしまっていたキンドルDX(kindleDX)ですが、第一印象は、おもいのほか軽く感じること。

もっとごつい重量感のあるものかと思っていましたので、実際にもってみて、その実用性にまずは驚きました。


つづく

ガリアーノ(Galliano)のバッハ(Bach)を聴く

リシャール・ガリアーノさんの新作(2月10日発売予定)を聴く機会があった。

今度はバッハだ。
そして、いよいよというべきか、ドイツ・グラモフォンからの発売である。


つづく