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2010年6月18日金曜日

Tokyo Copywriters’ Street Live 4

まもなく、6月26日に、Tokyo Copywriters’ Street Live が開催されます。写真は、そのチケット。57番は、僕の席の番号です。

この催し、既に3回が開催され、今度は第4回となるのですが、毎回いつもわくわくして会場に向かいます。というのも、他に類をみないふしぎな感覚の もので、ジャズやクラシックや、他の生のライヴのどれとも違う、本当に一期一会のようなものだから・・。


TokyoFMの日曜深夜に放送されている番組があって、コピーライターが書き下ろした文章が、そこでは読まれます。日常にあるようでない朗読のような感 覚・・しかも、それが過去のものではなく、現代の現在進行形の空気の中で書かれたものであることが素敵なのです。

最近のものを、紹介すると・・



で、これがライヴになるといい感じの緊張感が生まれるのです。ひとつひとつのフレーズが読まれるとともに、聴衆のそれぞれの頭の中に空想の世界ができあが る・・その、それぞれは、たぶんまったく別のものなのだけれど、でも、空間というか体験を共有した・・いや、夢を共有したようなふしぎな感覚にとらわれ る・・それが、なんとも癖になるいいものなのです。

つづきはこちら↓
http://wp.me/pMonj-ip

2010年5月24日月曜日

ディスコ?フュージョン? デオダートの「ナイト・クルーザー」(Eumir DEODATO / NIGHT CRUISER)

今日は、デオダート(DEODATO)の1980年のアルバム「ナイト・クルーザー(NIGHT CRUISER)」です。


NIGHT CRUISER/ナイト・クルーザー
DEODATO/デオダート


こちらで試聴できます

1 ナイト・クルーザー Night Cruiser  Written-By – David Bravo , Eumir Deodato
2 イースト・サイド・ストラットEast Side Strut  Written-By – Eumir Deodato , Sergio Dias , Van Gibbs
3 スケーティンSkatin’  Written-By – David Bravo , Renaud White
4 アンクル・ファンク Uncle Funk  Written-By – Eumir Deodato , Jamil Joanes
5 ラヴ・マジック Love Magic  Written-By – David Bravo
6 グルーヴィテイション Groovitation  Written-By – Eumir Deodato

wikiで、彼のおいたちをみてみましょう

デオダート(Deodato、フルネームではエウミール・デオダート (Eumir Deodato)、1943年6 月22日 – )は、ブラジル出身のクロスオーバー/フュージョン・ミュージシャン、アレンジャー、キーボード奏者。

1964 年、ブラジルでデビューした後、1967年頃からジャズレーベルCTIなどで名アレンジャーとして、フランク・シナトラ、アレサ・フランクリン、アントニ オ・カルロス・ジョビン、マルコス・ヴァーリ、ミルトン・ナシメントなどの数々のアルバムの製作に携わる。

1972 年には、デオダート名義で、アルバム”Prelude”を発表、未だ「クロスオーヴァー」、「フュージョン」という言葉も無かった 時代にクラシック作品をジャズテイストにアレンジした「ツァラトゥストラはかく語りき」が大ヒットする。1973年に発表した”Deodato2″で もジョージ・ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」のカバーを含み、彼の代 表アルバムに数えられている、この曲の他ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、スティーリー・ダンの「ドゥ・イット・アゲイン」、ムーディー・ブ ルースの「サテンの夜」、などもカバー されている。

CTIを離れてからはMCA、ワーナー・ブラザーズ・レコードと渡り歩き、1978年発表の「ラブ・アイランド」がヒット する。1980年代以降ソロ活動は控えめになっていくが、アース・ウィンド・アンド・ファイアやクール・アンド・ザ・ギャング他、ビョーク、 w:Kevin Rolands、小野リサ等、幅広いアーティストのプロデュースをしている。

2001年に15年ぶりにソロ活動を始め、コンサートを中心に活動し始める。2008年8月にはコットンクラブ東京にて来日公演を果たした。

このアルバムを聴いて、「ディスコ」という人と、フュージョン・コンテンポラリーだという人に分かれます。時代背景を考えるとそのどちらでもあるの ですが、それほどまでに、かつてのデオダートを想像してこのアルバムを聴くと、当初はちょっと違った感じを抱くかもしれません。

それにしても傑作であることはまちがいありません。当時ビルボード・ジャズ・アルバム・チャート7位、タイトル曲はクラブ・プレイ・チャートで23 位までいきました。

1曲目「ナイト・クルーザー」は、冒頭からクラップを巧みに利用し、エレピがひきたたせます。そして2曲目「イースト・サイド・ストラット」は、ま さにフュージョン。ブラス・アレンジの妙がまさにデオダート節です。


つづきはこちら↓

http://bit.ly/9XZT3N

2010年4月16日金曜日

「トラヴェシーア( Travessia )」は、実現した夢なのだ~ミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)

今日の東京は寒い一日でした。あたたかな歌声を求めて今夜の一枚は、ミルトン・ナシメントです。

トラヴェシーア Travessia
ミルトン・ナシメント Milton Naschimento

1. トラヴェシーア Travessia
2. トレス・ポンタス Tres Pontas
3. 信じる心 Cenca
4. イルマォン・ヂ・フェー Irmao de FE
5. 塩の歌 Cancao Do Sal
6. 風車 Catavento
7. モーホ・ヴェーリョ Morro Velho
8. ジラ・ジロウ Gira Giro
9. マリア,ミーニャ・フェー Maria, Minha FE
10. 十月 Outubro

ブラジルでは親しみを込めて、”A Voz do Brasil”(ブラジルの声)と呼ばれているミルトン・ナシメント。67年にリリースしたデビュー・アルバムは長らくCD化されておらず幻の作品とされ てきました。その「トラヴェシーア」がミルトンが60歳となる2002年にリマスタリングされてブラジル国内で初CD化、そして翌03年には日本でもリ リースされましたた。今回ご紹介するのはその日本盤です。

まずは1曲目からいきなりの名曲「トラヴェシーア」です。独特の歌声と何かを包むような安心感とでもいうべき曲づくり。ミルトン・ナシメントはミル トン・ナシメントでしかない・・そんな感覚にとらわれます。そしてまたこのアレンジがデオダート(Eumir Deodato)らしいオーケストレーション。

このあたりの経緯、ライナーノーツに彼自身のことばで触れられているので、ちょっと引用してみましょう。

このアルバムは、僕にとって決定的に重要な位置を占めている。自分の最大の夢の一つがここに実現したからだ! タンバ・トリオと知り合って以来、僕 はずっと彼らとレコーディングしたいと思っていた。アルバムを作る話が来た時、伴奏は当時すでにタンバ4となっていたタンバでなければイヤだと、僕は言っ た。しかし、最初のアルバムからルイジーニョ・エサのアレンジでやれるとは、本当に祝福されていたとしか思えない。

2曲だけは、エウミール・デオダートによるオリジナルのアレンジをルイジーニョが変更して用いている。なぜかというと、1967年に国際歌謡フェス ティバルに参加した時点で、エウミールはすでに僕の後見人となっていたからだ。僕はフェスティヴァルに「トラヴェシーア Travessia」「モーホ・ヴェーリョ Morro Velho」と、マエストロのリリオ・パニカーリのアレンジでアゴスチーニョ・ドス・サントスが歌った「マリア、ミーニャ・フェー Maria, minha fe」の3曲でエントリーしていた。本当は、最後のもの以外の曲はエリス・レジーナに歌ってほしかったのだが、翌日には米国へ発とうとしていたエウミール が、僕が歌うのでなければアレンジは書かないと言った。そんなわけで、僕自身で歌う決心をしなければならなくなった。


つづきはこちら↓

http://wp.me/sMonj-660

2010年4月14日水曜日

名盤発見 Yesterdays ~ キース・ジャレット Keith Jarrett ゲイリー・ピーコック Gary Peacock ジャック・デジョネット Jack DeJohnette

名盤発見 Yesterdays ~ キース・ジャレット Keith Jarrett ゲイリー・ピーコック Gary Peacock ジャック・デジョネット Jack DeJohnette

昨夜は、櫻のさいごのつぼみをみあげながら、散歩をしました。もはや夜桜の花見客もなく、静かな時間。さくらと会話ができたようなちょっと充実した時間で した。夜更けの静かな時間には、キース・ジャレット(Keith Jarrett)も似合います。

Yesterdays
Keith Jarrett
Gary Peacock
Jack DeJohnette

1. Strollin’ (Horace Silver )
2. You Took Advantage Of Me (Richard Rodgers/Lorenz Hart)
3. Yesterdays (Jerome Kern/Otto Harbach)
4. Shaw’nuff (Dizzy Gillespie/Charlie Parker )
5. You’ve Changed (Carl Fischer/Bill Carey)
6. Scrapple From The Apple (Charlie Parker)
7. Sleepin’ Bee (Harold Arlen/Truman Capote)
8. Intro (Keith Jarrett)
9. Smoke Gets In Your Eyes (Otto Harbach/Jerome Kern)
10. Stella By Starlight (Victor Young/Ned Washington)

★M1-8: 2001年4月30日、東京文化会館にてライヴ収録
M9: 2001年4月24日、Bunkamuraオーチャード・ホールのサウンドチェック時に録音

キース・ジャレット・トリオの2001年のイエスタデイズ(YESTERDAYS)は、キース・ジャレットが、楽しそうに奏でる、ご機嫌なアル バムです。
2001年の日本ツアーの最終日である上野・東京文化会館公演を収めたライヴ作品です。90年代後半に病気で長らく演奏活動を中断していたキー ス・ジャレットにとって、このときの来日公演はトリオとしては実に5年ぶりとなるもの。満員の聴衆の中で繰り広げられた伝説のパフォーマンスです。
収録曲は、スタンダード・ナンバーの数々。さらに、最後に収められた「星影のステラ」は、渋谷オーチャード・ホール公演のサウンドチェック時の 貴重な演奏とのこと。演奏会当日、演奏が始まるまで、何を弾くか誰にもあかさない、キース・ジャレットとにとっては、サウンドチェック時の演奏が録音され ていることも稀でしょうから、CD 化されるというのも、とても特別なことのような気がします。
彼の来日ライブは、常に即日完売するのが常でしたが、以前ほどではないともききます。それでも、文化会館や東京芸術劇場が3日~4日も結局はいっぱいにな るのですから、ジャズ・アーティストとしては不動の集客力かもしれません。

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http://wp.me/sMonj-650

2010年4月11日日曜日

超名盤 Stan Getz / Kenny Barron スタン・ゲッツ / ケニー・バロン / People Time

今日は一日、あたたかい春の日でした。青山の界隈でも、オープン・マーケットが開催されていて、多くの人がとても楽しそうに行き交っているのを見ると、こ ちらの気持ちもほわっとしてくる、そんな時間でした。
今日は、久々のデュオ・アルバムです。傑作のほまれ高いスタン・ゲッツとケニー・バロンによるピープル・タイムです。

Stan Getz / Kenny Barron スタン・ゲッツ / ケニー・バロン / People Time

ディスク:1
1. East of the Sun (And West of the Moon)
2. Night and Day
3. I’m Okay
4. Like Someone in Love
5. Stablemates
6. I Remember Clifford
7. Gone With the Wind

ディスク:2
1. First Song (For Ruth)
2. There Is No Greater Love
3. Surrey With the Fringe on Top
4. People Time
5. Softly, As in a Morning Sunrise
6. Hush-A-Bye
7. Soul Eyes

1991年の3月3, 4, 5 & 6日にコペンハーゲンのカフェ・モンマルトルに出演したライブ盤です。この収録3ヶ月後に亡くなったスタン・ゲッツにとって実質的に最後の録音となりまし た。

1曲、1曲のこころのこもり方が素晴らしいのひとことにつきます。演奏の終わったあとの拍手までの静寂が、会場にいた観客と演奏者との一体となった 集中の度合いの深さを語っているようです。

病に侵された満身創痍の状態で亡くなる直前のものとは到底思えないくらい好調に聴こえますが、後年ケニー・バロンは、ゲッツがソロを終える度に息を 切らしていて体調が良くないことは一目瞭然だったと語っています。


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 http://wp.me/pMonj-ab