2011年1月6日木曜日

ヴィニシウス・カントゥアリア サンバ・カリオカ Vinicius Cantuaria  Samba Carioca

日本ではあまり馴染みのないヴィニシウス・カントゥアリアですが、実は約30年のキャリアをもつ大ベテランです。
51年、アマゾンのマナウスで生まれ、6歳の時からブラジル・リオ育ち。ガル・コスタらのバックを経て78年、カエターノ・ヴェローゾのバンド「ア・オートラ・バンダ・ダ・テーハ」に参加。以降84年まで7枚のアルバムに参加し、ドラムだけでなくギターやパーカッションの演奏も手がけています。 94年以降、N.Y.へ移住。アート・リンゼイとのコラボレーションから坂本龍一と出会い、中谷美紀の1stアルバムにも楽曲を提供したりと八面六臂の活躍。ソロ作『ソル・ナ・カーラ』でもリンゼイや坂本さんとの共同プロデュースが見られますが、収録曲はすべてヴィニシウスのオリジナルによるものでした。さて、今回は、演奏曲は、7曲が共作を含むオリジナル。2曲がジョビンともう1人の曲となっています。
Samba Carioca Vinicius Cantuaria 1.Praia Grande 2.Berlin 3.Vagamente 4.Inutil Paisagem 5.Julinha de Botas 6.Fugiu 7.Orla 8.Conversa Fiada 9.So Ficou Saudade
全体にとてもクールな静かな演奏。しかしそれでいてあたたかい独特の風合いがあるものです。プロデューサーはArto Lindsay。そのせいか、Arto Lindsay的なアンニュイな微妙な雰囲気もあったりします。 参加アーティストがとても豪華。ジョアン・ドナート、マルコス・ヴァーリ、ブラッド・メルドー、ビル・フリゼール、パウロ・ブラガ、ルイス・アルヴェス、リミーニュ・・すごいですね。 個人的なおすすめは、「オルラ」でしょう。マルコス・ヴァーリのフェンダー・ローズがとてもいい味をしていて、このアルバムの世界観を見事に集約している感じです。冬の夜長にぜひのんびりときいてみてください。

つづきはこちら↓
http://wp.me/pMonj-rS

2011年1月5日水曜日

フュージョンの王道:フォープレイ~ Fourplay Let’s touch the sky

fourplay のまさにフォープレイらしい1枚。先月来日していて、ブルーノート東京だけでなく、すみだトリフォニーホールで新日フィルとの共演があって、ぜひいってみたかったので、いまでも気になっているのだけれど・・。そういった楽しみを予期させるほどに、常に芸達者のひとたちで構成されているフォープレイ。
Let’s touch the sky Fourplay
1. Let’s Touch The Sky 2. 3rd Degree 3. More Than A Dream 4. Pineapple Getaway 5. I’ll Still Be Lovin’ You 6. Gentle Giant (for Hank) 7. A Night In Rio 8. Love TKO 9. Above and Beyond 10. Golden Faders 11. You’re My Thrill 12. When loves breaks down
アルバムを聴いてみると、いままでの落ち着いた、ある意味の予定調和のプレイから、今回新加入のチャック・ローブのプレイが幸いしてか、ちょっと新しい色合いがでてきた感じ。アニタ・ベイカーがフューチャリングされた「You’re My Thrill」などもなかなか渋くていい感じです。
家でくつろぎながらBGMに聴くにはなかなかいい一枚に仕上がっています。

つづきはこちら↓
http://wp.me/sMonj-fourplay

2011年1月4日火曜日

見事な世界中の朝の目覚め WORLD – CRUISE 2010[世界一周を17分で!]

空気感が伝わる・・というような言い方をよくするけれど、ことばでは簡単でも実はなかなか難しい。今回のこの永川さんの映像は、なにげない世界の朝の映像だけれど、そこに息づく人々の生活が、香りが伝わってくるような、まさに、空気感が伝わる見事なものなのだ。
かつて訪ねたバラナーシーの朝、沐浴をする人と洗濯をする人が共存する川・・ベナレス。インドのこの街は確かにこういう空気だったと思わされる。もちろん、ロンドンもニューヨークも京都も・・僕の知っているすべての街を詩のような映像で語るとなればこうなるだろう・・という映像なのだ。
すべてをひとりで撮影したという。だからこそ、狭い路地でのすれ違いでさえ、人々はカメラを気にしていないし、撮影者自身が巧みに街と一体となったのだろうと想像できる。
キャノンの一眼レフ5Dで撮影されたというが、僕自身も何度かこのカメラを使ってみて、その映像のクオリティは知っていたつもりだったけれど、こうした質感はきっとこのカメラだからこそできたのだろうというのもわかる気がする。
この撮影の旅のために会社をやめて取り組んだという永川さん。果たして彼の次の作品はどうなのだろうと、とても楽しみになった。

つづきはこちら↓

2011年1月3日月曜日

middle&mellow of ASAKO TOKI 土岐麻子

土岐さんのカヴァー曲アルバム。彼女の素直な声と的確なアレンジがとてもいいアルバムに仕上げています。


middle&mellow of ASAKO TOKI
土岐麻子

1. ブルー・バード
2. 土曜日の恋人
3. 夏の思い出
4. ファンタジア
5. モンスターを飼い馴らせ
6. Sunday Morning
7. Let the sunlight in
8. Break out
9. 小麦色のマーメイド
10. PLAY OUR LOVE’S THEME
11. smilin’
12. HOO-OON
13. Down Town

swing out sisters の 「break out 」など、本家のような攻撃的な魅力はないけれど、ピアノとサキソフォンがいい感じに彼女の中性的な声をつつみこんで、あたたかい一曲に仕上げています。
全体としてのプロデュース、アレンジが巧みで、そのあたり土岐さんは本当にいい仲間に恵まれているという感じ。エレピの音色の活かし方など本当に見事。
個人的なおすすめは、ラヴアンドリミテッドの名曲を軽やかに仕上げた「play our love’s theme」、山下達郎さんのカヴァー「DOWNTOWN」「土曜日の恋人」などでしょうか。
お正月も三日目を迎え、ちょっとのんびりとすごす時間には、土岐さんのどちらかとえいばグルーブ感より軽やかさを優先した、この独特なサウンドはなかなかに癖になります。

つづきはこちら↓

サンボマスター きみのキレイに気づいておくれ! 

イメージ 1

サンボマスターの新譜マキシシングル、両A面構成。とても贅沢なつくりだ。

きみのキレイに気づいておくれ
サンボマスター


こちらで一部試聴できます。


[収録曲]
1. きみのキレイに気づいておくれ
あれから10周年オーディションライブ完全収録
2.(イントロダクション)
3.世界をかえさせておくれよ
4.残像
5.これで自由になったのだ
6.(MC)
7.ラブソング
8.そのぬくもりに用がある
9.できっこないを やらなくちゃ

後半は、ライブの収録そのままがはいっていて、トータル36分強。なんとぜいたくなマキシだ。
中でも、素敵なのは、「きみのキレイに気づいておくれ」。

せつなく、やさしい、男の子のこころがとても真摯に描かれ、またサンボ山口さんの声とサンボ全体のサウンド構成がいい。フジテレビ系アニメ「海月姫」エンディングテーマというが、どんなアニメなのだろう。この曲がエンディングと思うだけでなんとぜいたくなアニメなのだろうとさえ思ってしまう。

2011年1月1日土曜日

MICHAEL Michael Jackson から Behind the Mask を聴く

あけましておめでとうございます。
新年第一作は、昨年暮れに発売になった、故マイケル・ジャクソンの新作アルバム。発売前からいろいろな意見がありましたが、きいてみるとやはり間違いなくマイケルの1枚でした。 しかし、これらの曲すべてが、彼の生前、彼がなんらかの理由で発表を見送っていたかと思うと、やはりそれぞれの作品になんらかのマイケルの気に入らなかった点があるのだろうとも想像され、その評価は難しく感じるのも事実です。
MICHAEL Michael Jackson
1. Hold My Hand (Duet with Akon) 2. Hollywood Tonight 3. Keep Your Head Up 4. (I Like) The Way You Love Me 5. Monster (Featuring 50 Cent) 6. Best Of Joy 7. Breaking News 8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz) 9. Behind The Mask 10. 10 .Much Too Soon
先日ご案内した、クインシー・ジョーンズの最新作にみられるようなクインシーの完全主義なサウンドづくりを目の当たりにすると、かつてマイケルがクインシーと組んでいた時代もあっていたがゆえに、マイケル本人による最後の最後までの完全主義感が貫かれていないことが、どれだけ残念なことかとあらためて思われてしまうのです。
お気に入りといえば、やっぱり「The Way You Love Me」でしょうか。それと日本人である僕にとっては、やはり、一番きになったのは、ビハインド・ザ・マスクにとどめをさすでしょう・・・YMO的坂本龍一サウンドが随所に感じられて楽しい仕上がりでした。

つづきはこちら↓

MICHAEL Michael Jackson から Behind the Mask を聴く

イメージ 1あけましておめでとうございます。
新年第一作は、昨年暮れに発売になった、故マイケル・ジャクソンの新作アルバム。発売前からいろいろな意見がありましたが、きいてみるとやはり間違いなくマイケルの1枚でした。
しかし、これらの曲すべてが、彼の生前、彼がなんらかの理由で発表を見送っていたかと思うと、やはりそれぞれの作品になんらかのマイケルの気に入らなかった点があるのだろうとも想像され、その評価は難しく感じるのも事実です。
MICHAEL
Michael Jackson
1. Hold My Hand (Duet with Akon)
2. Hollywood Tonight
3. Keep Your Head Up
4. (I Like) The Way You Love Me
5. Monster (Featuring 50 Cent)
6. Best Of Joy
7. Breaking News
8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz)
9. Behind The Mask
10. 10 .Much Too Soon
先日ご案内した、クインシー・ジョーンズの最新作にみられるようなクインシーの完全主義なサウンドづくりを目の当たりにすると、かつてマイケルがクインシーと組んでいた時代もあっていたがゆえに、マイケル本人による最後の最後までの完全主義感が貫かれていないことが、どれだけ残念なことかとあらためて思われてしまうのです。
お気に入りといえば、やっぱり「The Way You Love Me」でしょうか。それと日本人である僕にとっては、やはり、一番きになったのは、ビハインド・ザ・マスクにとどめをさすでしょう・・・YMO的坂本龍一サウンドが随所に感じられて楽しい仕上がりでした。

つづきはこちら↓