空気感が伝わる・・というような言い方をよくするけれど、ことばでは簡単でも実はなかなか難しい。今回のこの永川さんの映像は、なにげない世界の朝の映像だけれど、そこに息づく人々の生活が、香りが伝わってくるような、まさに、空気感が伝わる見事なものなのだ。 かつて訪ねたバラナーシーの朝、沐浴をする人と洗濯をする人が共存する川・・ベナレス。インドのこの街は確かにこういう空気だったと思わされる。もちろん、ロンドンもニューヨークも京都も・・僕の知っているすべての街を詩のような映像で語るとなればこうなるだろう・・という映像なのだ。 すべてをひとりで撮影したという。だからこそ、狭い路地でのすれ違いでさえ、人々はカメラを気にしていないし、撮影者自身が巧みに街と一体となったのだろうと想像できる。 キャノンの一眼レフ5Dで撮影されたというが、僕自身も何度かこのカメラを使ってみて、その映像のクオリティは知っていたつもりだったけれど、こうした質感はきっとこのカメラだからこそできたのだろうというのもわかる気がする。 |
2011年1月4日火曜日
見事な世界中の朝の目覚め WORLD – CRUISE 2010[世界一周を17分で!]
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