2010年7月2日金曜日

Tokyo copywriters’ street live 4 の夕べ

去る6月26日の夕、 Tokyo copywriters’ street のライブの第4回が開催されました。出演は大川泰樹さん、坂東工さん、高田聖子さん・・い つものことながらなんと贅沢な試みなのだろうと思います。

当日のプログラムは・・・
●できることのなかで 一倉宏・村上ゆき(一倉宏)

◯短編 病室会話集 大川泰樹・高田聖子(日下慶太)
◯短編 変なやつ 坂東工(細田高広)

●カサカサの音をゆりかごにして  大川泰樹(中山佐知子)

◯短編 定義 坂東工(富田安則)
◯短編 鏡 高田聖子(蛭田瑞穂)

●追憶 坂東工 (小野田隆雄)
●心を2で割ったこたえは 高田聖子(一倉宏)
●万葉の恋 坂東工(一倉宏)

○短編 ひねもすの暮らす国 大川泰樹(坂本和加)
●保健室、という家 高田聖子(佐倉康彦)
◯中国からの転校生 大川泰樹(中村直史)
◯月とコピーライター 坂東工(古田彰一)
●タケシ 山本高史(山本高史)

*******  休憩   *******
○短編 六月の花婿 大川泰樹(福里真一)
● 九十九里のアジのひらき 小野田隆雄(小野田隆雄)
●波 高田聖子(小野田隆雄)
◯短編 妻 のお通じ 大川泰樹(岩田純平)

●渚にて 坂東工(神谷幸之助)
◯短編 4の回 高田聖子(上田浩和)
●ある夏の日 の出来事 大川泰樹(山本渉)

●犬 高田聖子(岩崎俊一)
●百億年の孤独 大川泰樹(中山佐知子)

●小さなトラネコの肉球は
大川泰樹・坂東工・高田聖子(一倉宏)

■参加されていたコピーライター

小野田隆雄・一倉宏・山本高史・岩崎俊一・神谷幸之助
佐倉康彦・福里真一・古田彰一・岩田純平・蛭田瑞穂
富田安則・山本渉・中村直史・坂本和加・上田浩和
日下慶太 ・細田高広・中山佐知子


オープニングは、一倉さんご自身による朗読。開いたばかりで空気がまだちょっとざわざわしている中では、きっと難しいと思われる役どころでありながら、一 倉ワールドを颯爽に披露。

短編の展開があったあと、大川さんによるまさに中山さんならではの世界がくりひろげられ、そして前半の最後は、自作自演の本当に上手な山本高史さん による中締め。いい感じで休憩を迎えました。

後半は、小野田さんがご登場され朗読。ひきつづき小野田さんの作品を高田さんが読まれるのですが、ご本人のあとではさぞかし難しかろうと思われると ころを、あまりにクールにあまりにぴったりに読まれ、すばらしい完成度・・・さらに次々と名演がつづき・・あっというまに日没終演。


もう書ききれないほど、ひとつひとつが、心地よい緊張と弛緩、それに脳がよろこぶようなそんな知的刺激にあふれていて、他には類をみない本当にいい時間を すごせました。

文学のようでいてライヴ。朗読者は、自身のカラーが前にですぎてもいけないし、常に最適な媒介者として、朗読という行為だけにより客に作品の空間を リアルタイムに創造・想像してもらわなけばならない・・書かれた文字という文学のもつ文学の掟が奪われただけ何とも出演者には過酷な作業が委託されている わけだけれど、だからこそ、その緊張感がたまらなくいいのです。

つづきはこちら↓
http://wp.me/sMonj-1193

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