・ショパン: 24の前奏曲 op.28
・ドビュッシー: 6つの練習曲(『練習曲集』第2集)
・ブーレーズ: ピアノ・ソナタ第2番
弾きっぷりはといえば、あいかわらずのポリーニここにあり、といった感じ。もちろん満員の観衆はきっとポリーニでなければならないピアノを存分に楽しんだ ことでしょう。
また、常に青少年の育成をこころにかけているポリーニ。この日は青少年のためのその意味合いも込められていた設定日でもあって、30歳以下の聴衆 は、全員4000円がキャッシュバックに長蛇の列ができていました。
さて、圧巻だったのは、実はアンコール。
アンコール
・沈める寺(ドビュッシー)
・西風のみたもの(ドビュッシー)
・練習曲第12番「革命」(ショパン)
・バラード第1番(ショパン)
ここのところのポリーニの演奏会では複数のアンコール曲が演奏されることが多い感じですが、それでも、特にこの日も多くて4曲。しかも、それまでの ノーマルなコンサート部分とはまったく違って、自由に奔放に弾きまくる別人のようなポリーニが楽しめるのです。僕はたまたまLAという下手側で、彼の背中 ごしに手元をのぞき込むような席でみていたのですが、アンコールになると彼の背中が踊っているのがわかるくらい、それはそれはピアノを楽しそうに弾いてい るのでした。
ポリーニといえば厳格な完全主義者のイメージが強いピアニストの筆頭でしょう。しかし、その姿からはずれ、このようにミスタッチもものともしないアンコー ルのような弾き方もあわせてみせるようになったのは、ここ数年のことです。そして、その度合いは年ごとに強くなってくるような気がします。つづきはこちら↓
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