2011年1月9日日曜日

”プレイズ・ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア – トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ギャンブル・アンド・ハフ・アンド・ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア” ラリー・カールトン

イメージ 1ラリー・カールトンの新作です。自身の大ヒット曲を新録音したアルバム『Greatest Hits Rerecoreded Volume One』に続く新作『Plays The Sound Of Philadelphia – A Tribute To The Music Of Gamble & Huff And The Sound Of Philadelphia』がその一枚。
Plays The Sound Of Philadelphia
Larry Carlton
1. Could it be I’m falling in Love
2. Backstabbers
3. If you don’t know me by now
4. Drowin’ in the the sea of Love
5. I’ll be Around
6. You make me feel Brand New
7. Bad Luck
8. Never Give you up
9. Mama can’t buy You Love
10. Only the Strong Survive
11. Mighty Love
Larry Carlton(g), Tony Desare(p, rhythm Charts), Steve Guttman(tp, Horn Charts), Christopher Li’nard Jackson(b),Paul Shaffer(org), Tommy Byrnes(rhythm guitar), Andrea Valentini(ds), Carla Benson(back ground vo),Charlene Holloway(background vo), Dale Kirkland(tb), Darcy Hepner(bs), Nick Marchione(tp), Chris Komer(frh),Mark Douthit(sax), Bill LaBounty(vocal performances) Produced by Billy Terrell
彼の今度の新作のコンセプトは、まさに“フィラデルフィア・ソウル”でした。フィラデルフィア・インターナショナル・レコードの本格的なリイシューがスタートしましたが、実はラリー・カールトンこそがその設立者。そんなラリー・カールトンが今回は、フィラデルフィア・ソウルを代表するプローデューサー・コンビ、ケニー・ギャンブル&レオン・ハフが手掛けた大ヒット曲を、歌心たっぷりにギターで聴かせてくれます。
オープニングはスピナーズの名曲を、ラリーならではのコンテンポラリー色でちょっとメロウにアレンジした「Could It Be I’m Falling In Love」。そして、バラード名曲「If you don’t Know me by now」、「You make me feel brand new」では、究極ナンバーのヴォーカル・パートをラリーのギターが歌いあげる絶品なトラック。数々のポピュラー・ミュージックのバックもつとめたりしてきたラリー・カールトンだからこその、まさにメロディを大切にしたギター・アルバムです。そして、AORファンに熱い支持を受けるビル・ラバウンティがゲスト参加し、ヴォーカルを披露してくれているのも見所です。
そしてなんと言ってもチャーミングなのは、スタイリスティックスの「誓い」。原曲をさらにスローにしたような泣かせるギターが天下一品です。

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