名盤発見 デュエット(duet):ビレリ・ラグレーン&シルヴァン・リュック(Sylvain Luc)~フランス人的個性の競争と協調の楽しさ
ふたりのギタリスト、シルヴァン・リュックとビレリ・ラグレーンのアコースティック・ギター2本によるまさに一騎打ちのような、それでいてなんとも心地よ いアルバムです。そう、ある種アカペラのような空気とでもいうといいのかもしれません。
リュックは南仏バイヨンヌ出身。ギターを5歳からはじめ、9歳ですでに兄と一緒にレコードデビューまでしたとか。クラシック系の出身で、10歳でチェロも はじめ1982年には、サン・セバスチャン国際フェスティバルで優勝までしています。ジャンゴ・ラインハルトからジェフ・ベックまで彼に影響及ぼしたギタ リストは幅広く、若いうちからアル・ジャロウ、スティーブ・ガットなどとの共演も多くあります。クラッシック、ジャズにとどまらず、ボサノバやシャンソ ン、ジプシー・ミュージックまで本当にさまざまな音楽シーンを自由にいききてきるプレイヤーのひとりです。
もうひとりのビレリ・ラグレーンは、1966年アルザス地方にジプシーの家族のもとに生誕。お父さんがギタリスト、最初のコンサートは4歳の時といいます から、こちらも本当に天才。1993年には、仏ジャズ・ミュージシャン大賞ジャンゴ賞を獲得。本当にむかうところ敵なしのすばらしいギタリストです。
このアルバム、とにもかくにもききどころ満載です。ふたりのギタリストの、その卓越したテクニックはあたりまえとして、その幅広い音楽性がすごいのです。 ストレートなジャズ曲~ポップス~ボサノバ~バラードと様々な楽曲で絶妙なアプローチ、トーンで聴かせてくれます。
つづきはこちら↓
http://undecuplet.wordpress.com/2010/02/23/317/
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿