2010年2月8日月曜日

リンガ・フランカ(lingua franca)~リベラル・アーツ(liberal arts)の歴史(やりなおし教養講座/教養教育の誕生より)

名盤発見 リンガ・フランカ(lingua franca)~リベラル・アーツ(liberal arts)の歴史(やりなおし教養講座/教養教育の誕生より)

先日は、リベラルアーツ入門:やりなおし教養講座(村上陽一郎著)より、序章を紹介しましたが、ひきつづき「第一章:教養教育の誕生」から、引用をしなが らご案内してみたいと思います。
まずは、リベラルアーツ(liberal arts)に関する言語のことから。

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よく言われることかもしれませんが、ドイツ語圏では長い間、知識人の使う言葉はドイツ語ではなかったんですよ。フランス語だったんです。

(中略)


知識人は、ラテン語を使わなければ学問の世界には入れないので、何よりも先ずラテン語を学ぶわけです。これはいわば知識人のパスポートですね。その代わ り、ヨーロッパ中どこへ行ってもそれで話ができるという共通語、「リンガ・フランカ」(lingua franca)と言う言葉を使いますが、その役割をラテン語が果たすことになります。したがってそれが「教養」の最も基礎的なものになりましょうね。

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よくリベラルアーツ教育をテーマにするとき、言語教育のことが語られます。大学の教養学部では、言語教育を課しているところも多いようですが、ラテン語だ けでなく、その代替言語として、フランス語も重要な役割を果たしていたようです。


つづきはこちら

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