2010年6月11日金曜日

祝・来日:ツィマーマン 最上で極上のショパン~4つのバラード・舟歌・幻想曲[1987]

CDがスタートした瞬間、驚きました。なんと端正で、それでいて構造的なピアノなのでしょう。球をころがすような軽やかな右手があったかと思うと、荘厳な 左手のプレイが応酬する。ショパン・バラードの弾き手にとって必要とされるすべてのものが凝縮されているアルバムです。

ショパン 4つのバラード、舟歌、幻想曲
クリスティアン・ツィマーマン KRYSTIAN ZIMERMAN


ショパン:
・バラード第1番ト短調Op.23  Ballade for Piano no 1 in G minor, B 66/Op. 23
・バラード第2番ヘ長調Op.38  Ballade for Piano no 2 in F major/a minor, B 102/Op. 38
・バラード第3番変イ長調Op.47  Ballade for Piano no 3 in A flat major, B 136/Op. 47
・バラード第4番ヘ長調Op.52  Ballade for Piano no 4 in F minor, B 146/Op. 52
・舟歌 嬰ヘ長調Op.60  Barcarolle for Piano in F sharp major, B 158/Op. 60
・幻想曲ヘ短調Op.49  Fantasie for Piano in F minor/A flat major, B 137/Op. 49
クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
録音時期:1987年7月
録音場所:ルドルフ・エートカー・ハレ大ホール、ビーレフェルト
録音方式:デジタル(セッション)


なにものにも比較のしようのないほど、完成度の高いアルバムです。この楽曲のアルバムの近代の録音では、きっと名盤ナンバー・ワンにおすひとも多いでしょ う。この1ヶ月ほど、ジャパン・ツアーをしているツィマーマンですが、このアルバムを聴くと、何がなんでも彼の演奏を生で聴いてみたくなる人が多くあるの がとてもわかる気がします。

つづきはこちら↓
 http://bit.ly/dBSXJe

0 件のコメント:

コメントを投稿