2010年6月23日水曜日

祝・ゲイリー・バートン来日、最終2夜:ヤマハホール、杉並公会堂の夕べ

ゲイリー・バートン、小曽根真さんの先日のグリーンホールのライヴがとても感動的だったので、銀座ヤマハホール、杉並公会堂と足を運んでしまいました。


ヤマハホールは、今年新装開店、たっぷりと容積をとった高さのあるホール。噂のヤマハピアノのCFXのプロトタイプもあり、小曽根さんが思う存分奏でてい たのが印象的です。このCFX系のピアノ、低音の芯がしっかりしており、また高音も、いわゆるヤマハ的なしっかりしたピアノらしい音を奏でていて、確か に、弾きやすいものなのでしょう。一方、ゲイリー・バートンさんはいつもながら、クールに情熱的に演じます。このヤマハホールでは、残響性能がよいせい か、よりヴィブラフォンの響きが透き通った余韻を残し、まるで、とてもよいタンノイの前で聴いているような感じ、より室内楽的な響きを楽しむことができた 夕べでした。オーナーのヤマハ社長臨席ほか、関係者も多数こられ、また銀座ならではのお客さまに満ちていて、333席が凝縮されたような濃密な会でした。


さて、千秋楽となった、杉並公会堂。地方自治体の公会堂というには、あまりに音質がよく、中規模な演奏会用コンサートホールとしてその定評が知られている ところ。ここでの演奏会は、全体としてとてもウエルトーンにまとまったここちよいバランスの音色が楽しめました。小曽根さんは、YAMAHAピアノをこち らも楽しそうに、楽に弾いている空気が漂っていましたし、ヴィブラフォンも、上手に天井に残響が抜けて、聞きやすい音色が響いていました。この日は、井上 道義さんや、関係者の方も多くこられていたようで、最後は、トロンボーンの中川さんもアンコールにも加わり、楽しく幕を閉じました。

それにしても、このライヴ、どの会も完成度のとても高いもの。ふたりの関係が既に長いこともあるのでしょうが、公演2日目の相模大野と、最終日の杉並公会 堂でも、はじけた感じと濃密な感じという違いはあるものの、どちらも素晴らしい完成度

つづきはこちら↓
http://undecuplet.wordpress.com/2010/06/21/gary-burton-2/

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