2010年6月9日水曜日

バッハからピアソラまで:ガリアーノの夜( Bach, Piazzolla ~ Richard Galliano at BlueNote TOKYO )

アコーディオン奏者、リシャール・ガリアーノの来日ライブをブルーノート東京で聴きました。前回僕が聴いたのは、紀尾井ホールだったからもう3年ぶりになるでしょうか。そ こには、ミュージック・ラバーとして天賦の才を受けたアーティスト、ガリアーノの変わらぬ姿がありました。

今回のユニットは、ギター、ベースとのトリオ。ガリアーノさんの演奏は、常に、自らを探り出すように深く深く音楽はいろどりをます。それでいなが ら、演奏が終わると常にとてもやさしい笑顔。そのほほえみに、音楽の緊張を解かれた気持ちよい弛緩が広がり、聴衆すべてが、ほっと一息つきながら音楽への 愛を共にすることになるのです。

それにしても、彼のアコーディオンは、本当に息をしているよう。それが明らかになるのが、ピアニカのように鍵盤がついた吹奏楽器アコーディナの演 奏。息つぎの感覚が本当に音楽そのものの歓びのグルーブであり、いわば歌そのものなのです。


バッハの無伴奏ソナタも、ピアソラのメロディーの数々も、どちらも、自らが人間の本心に帰って、自然と泣きたくなってしまうような、自然な感動に満ちてい て、このような音楽をつむぎだすひとは、本当に、いわゆる HEAVEN’S GIFT を受けた人なのだろう、とあらためて感じました。

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