東京は冷たい雨ですね。冬に戻ったみたい。こんな日は家であたたかい珈琲でもいれながら、音楽を楽しむにはいいのかもしれません。今日ご紹介するのは、 CDプレイヤー~オラクル(oracle)CD2500MK2です。
まず、概観はというと・・まず、その見ためというか、たたずまいが、まったく異質なものです。いままで、ご紹介した、ラックスマン(luxman) D-05や、D-08のような、スクエアーな存在感のあり方とも、またMetronome cd1のようなAV機器のたたずまいともまったく違う、独自のもの。「UFOのような」と表現する方もいますが、あながちまとはずれてないような、宙に浮 いたシンメトリーな構造が、宇宙船的でもあり、ニーマイヤーの建築を想像してしまうような、構造感を感じさせるものなのです。
CDはセンターにあるカバーのようなアルミの蓋をとり、そこに置きます。そののち、重しのようなものをCDの上におきます。このあたりの作業、 Metronome cd1とも同じですし、BOW TechnologyのZZ-8がふたをするのとも似たような作業です。このとき、CDだけをそっと置くのは難しいので、必ずや周辺に触れてしまうのです が、すると驚くことに、プレイヤー全体がふるえるのです。つまり、CDの回転部分が固定されていない。まわりの4本の柱に支えられるようにして、宙に浮い ているのですね。できのよい、エアサスペンションのくるまにのったときのような感じです。実際には、バネでささえているのですが、この浮遊感がなんともた まらなく新鮮で驚きです。もちろん、この振動はすぐにおさまるのですが、実際、CDが回転をはじめても、まったくそれを感じさせないもの。D-08がリ ジッドな方法で、振動がまったく見えないくらいにおさえこんでいたわけですが、それとはまったく異なったシステムで、それを実現しているのです。
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