今日は、ベースソロプレイヤーです。
もう、随分前から新宿の駅前路上で活躍しているので、彼の名前をきいたことはなくても、彼の演奏を聴いたことがある方は多いかもしれません。
彼の名は兄蔵。ちょっと大きめの独特のベースをもち、奏でる音楽もベース一本とは思えないほど、ひとつの音楽として完成されたもの。プレイのテンポ とかはちょっと違いますが、スタンリー・ジョーダンやマイケル・ヘッジズのベース版という方向性のタイプの音楽といえばよいでしょうか。
彼の音楽に足をとめ、直接手売りのCDを買ったのは、かれこれもう10年くらい前になるでしょうか。プレイをたっぷりと楽しみたくて、ライブハウス でプレイするところに聞きに行ったことも随分とありました。
新宿駅南口をとおるたびに、ギャップの前の広場のあたりで、独特のベースの音が聞こえてくると、何かうれしくなり、ついつい立ち止まってきいてしまいま す。小雨の中でも、風の日でも、自らアンプとバッテリーをもち、黙々とプレイする姿は、ちょっと神々しくさえあったりします。
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