暖かったり、寒かったり・・あるいはまた去る人がいたり、新しい出会いがあったり・・年度の切り替えのこの時期は、こころに響く出来事がある反面、残務で 日々忙しかったりします。急な仕事も多く、おかげで今週は予定したライブを4つも逃し、微妙な気分のスタートをきった一週間でした。さて、こんなときは、 気を取り直すべく、こころやさしい大男の繊細なピアノ・・リチャード・ティー(RICHARD TEE)を聴いてみたくなりました。
リチャード・ティー(RICHARD TEE)
REAL TIME
1 ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド That’s the Way of the World
2 ザ・ウェイ Way
3 ゴーン・トゥ・スーン Gone Too Soon
4 マイ・ファニー・ヴァレンタイン My Funny Valentine
5 アイ・ミス・ユー・ラヴ I Miss You, My Love
6 ヨー、ロメオ Yo, Romeo
7 イン・リアル・タイム In Real Time
8 愛を贈れば Send One Your Love
9 A列車で行こう Take the “A” Train
10 ア・シークレット・プレイス Secret Place
11 ウィズアウト・ユー Without You
1993年に惜しまれつつ世を去っピアニスト、リチャード・ティーの1992年発表のリチャード・ティー最後の名演です。スタッフ人脈に囲まれたご 機嫌なティー・ワールドが展開しています。
リチャード・ティー(Richard Tee)は、1943年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。幼少時からクラシック音楽の教育を受け、ニューヨーク音楽芸術高校を卒業。卒業後モータウンレ コードのスタジオ・ミュージシャンとして活動を開始し、マーヴィン・ゲイをはじめとしてさまざまなミュージシャンとセッションをしていました。1968年 キング・カーティスのバンドに参加、1970年に はアレサ・フランクリンやロバータ・フラックのバンドにも参加しました。1967年にベーシストのゴードン・エドワーズが結成した「エンサイクロペディ ア・ オブ・ソウル」を母体にしたバンドが、1970年代にニューヨークのライブハウス「ミケルズ」で、流動的なメンバーでセッションを繰り広げていましたが、 ティーは1974年頃からこのセッションに出入りするようになったそうです。このバンドが1976年「スタッフ」としてデビューし、一大人気グループとな ります。メンバーはゴードン・エドワーズ(ベース)、 リチャード・ティー(キーボード)、エリック・ゲイル(ギター)、コーネル・デュプリー(ギター)、スティーブ・ガッド(ドラム)、クリストファー・パー カー(ドラム)。1980年に 解散するまで、このバンドは5枚のアルバムを出しています。1993年没。
フュージョンということばは、最近は死語なのかもしれませんが、やはりフュージョンといえば、スタッフ(STUFF)でしょう。その中でも、リ チャード・ティーのピアノは、あの高速な左手のプレイもあって、とても印象的です。
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