2011年6月10日金曜日

こころの友に・・アン・バートン(Ann Burton 1980 ~ on the sentimental side)

いちばん大好きな女声ヴォーカルは誰か・・と問われれば、そのひとりに必ずあげるでしょう・・そのやさしい歌声が耳から離れれない・・そんな大切な宝物の ようなシンガーが、アン・バートンです。

優しく温かみのある歌声で多くのヴォーカルファンを魅了したアン・バートンが生前に残した、これまで全く未発表だった素晴らしいパフォーマンスの数 々がついにリリースされました。
オランダ・サウンド・アンド・ビジョン協会(NISV)の 膨大な資料保存庫からプロデューサー、ピート・トゥレナールによって発掘されたこれらの録音は1966年から1988年にかけての放送音源延べ43曲。そ の中から、今回発売されたのは、すでに発売され話題となったNISV Archives第一弾「ラフィング・アット・ライフ~ウィズ・ルイス・ヴァン・ダイク」に続く第2弾として母国オランダのフリント劇場での公開放送とラ ジオ曲VERAのスタジオで収録された、いずれも1980年の放送音源によるアルバム~ on the sentimental side です。

アン・バートンは、1933年3月4日オランダのアムステルダム生まれ。89年11月29日ガンのため他界。本名アン・ラファロウィッチ。俳優 のリチャード・バートンのファンだったため、そこからバートンを名乗ったともいわれています。50年代半ばから歌手として活動。ルイス・ヴァン・ダイク・ グループをバックに歌った67年録音の『ブルー・ バートン』が評判になり、一躍人気歌手の仲間入りを果たしました。

on the sentimental side
Ann Burton

1. You started something

2. I can dream, can’t I?
3. Come in from the rain
4. Let me love you
5. Foolin’ myself
6. All or nothing at all
7. Did I remember?
8. New York state of mind
9. On the sentimental side
10. The very thought of you
11. I wished on the moon
12. Bubbles bangles and beads
13. That old feeling
14. I thought about you

アン・バートン (Vo)
レックス・ジャスパー・トリオ(1)
レックス・ジャスパー(p:2,3)
ヤン・フォン・トワイヴァー (P:4-14)
ハリー・エメリー (B: 4-14)

録音 1980年:@VERA Studios (1-3)、@De Flint Theatre (4-14)
それにしてもなんて、やさしくて芯があって素敵な歌声なのでしょう。サラ・ボーンが聴いた瞬間にうなるほどうまいとするならば、聴いた瞬間にこ れほどこころに溶け込んでくる人も他にはいないでしょう。

たまの休日に家にいて、仕事を忘れてちょっとこころおもむくままにひたりたい・・そんなあなたなら絶対に1枚はお手元にどうぞ。tannoy お持ちの方ならなおさら・・まさにおすすめです。

つづきはこちら↓

2011年6月7日火曜日

AI NO YUME 愛の夢 Fantastic Plastic Machine feat. Yasuaki Shimizu

風邪をひいてしまった。リンパ腺がひどく痛い。沖縄からかえってくると、ここのところ風邪をひいているよう な気がする。那覇の風土があっていて、こちら東京の空気がもはやあわない体になってしまっているのだろうか・・。スパイラルのCAYで行きたいコンサート があったのだけれど、それもかなわず・・自分のふがいなさを嘆くばかり。

今日のおすすめは、ファンタスティック・プラスティック・マシーンから「愛の夢」。リストの名曲だ。とてもデジタルな田中さんのサウンドはこの FPMというアルバムでも健在なのだけれども、この1曲にはそこにアナログのサキソフォンが加わる・・・と突然それは、ヒューマンな香りをもった妖艶なも のへと変質してしまう。

この曲との出会いもいつものように何気にきいたもの。あまりにぐっとくるので、調べてみたらやっぱりサキソフォンは清水さん。なつかしい「北京の 秋」テイストな仕上がり。デジタルの背景に妙なバランスでもって存在するアナログな音色の感覚が、ユニクロックの作品にもうまく調和していて、時代性がで ているのが、やはり靖晃さんの凄いところ。


FPM
FPM(田中知之)

1. If you do, I do (威風堂々)
2. Without You
3. I Think
4. Hey Ladies
5. Can’t You Feel It?
6. Forever Mine
7. Madness
8. Sex 9. Alphabet
10. Telephone & Whiskey
11. No Matter What Others Say
12. Ai No Yume

FPMとしてのアルバムの中での耳に残るのは、あとはやはり4曲目の「Hey Ladies」だろうか。資生堂のCMにも使われていて、田中さんらしい切れ味のよさが、やはり光る。チャーミングだ。

つづきはこちら↓

 http://bit.ly/kyGYxW

2011年6月3日金曜日

ミシェル・シャプロウ パープル・スカイズ

新緑の季節にぴったりの1枚をみつけた。ミシェル・シャプロウのデビュー・アルバムだ。
インフォメーションによれば、

イントロ5秒で誰もがトリコになる“選ばれた声”! 妖精系?小悪魔系?コケティッシュ?哀愁系?表現し尽くせないオリジナルな“声”の魅力が、キャッチーなメロディとプロデュース・ワークによって最大限に 演出される極上のジャジー・ポップ・アルバム誕生!ルース・ヨンカー、ニーナ・ヴィダル、ジョヴァンカなどのリスナーにジャスト・フィットする iTunes世代の歌姫、ミシェル・シャプロウがデビュー!

★グラミー候補の新鋭プロデューサー・チームがバックアップ!
ミシェル・シャプロウは西海岸LAをベースに活動するシンガーソング・ライター。イェール大学在学中からそのヴォーカルの才能が評価され、キング・ブリッ ト、リッチ・メディーナなどのフィーチャリング・ヴォーカルに抜擢、ジャイルス・ピーターソンのトップ20リストにも選ばれた。遂に完成したデビュー・ア ルバムは、プロデュースをアリス・スミスのアルバムでグラミーにノミネートされたジョシュア・ヴァロー&アレックス・エレーナというチームが担当。ジョ シュア・ヴァローはジョン・レジェンド・バンドのメンバーでもあり、カニエ・ウエストなどのプロデュースでも知られている。

★自信持って1曲目を聴いて欲しい!
とにかく聴きどころはジャイルス・ピーターソンが“F*cking great track!!”とうなった1曲目「Back Down To Earth」。フェアリーでスウィートなヴォーカルの魅力が美しくシンプルなプロダクションの中でしなやかに発揮されるベスト・トラック。ボサノヴァ風の 「Always Belong To You」「Windows」、ポップでソウルフルな「Purple Skies」など、ヴァラエティに富んだ楽曲の中で彼女の作曲と声の魅力が存分に披露されている。

とか・・。彼女に対する思い入れの感じがわかるが、それにひけをとらないほどに、ある種の実力派新人であることも事実だ。

PURPLE SKIES 
MICHELLE SHAPROW

こ ちらで一部試聴できます
1. Back Down To Earth
2. Always Belong To You
3. Floating On The Moon
4. Ferris Wheel
5. Windows
6. If I Lost You
7. Video Game
8. Without Love
9. Spinning
10. All There Is
11. I Would B Good 4 U
12. Purple Skies

僕のお気に入りも最初の曲、「BACK DOWN TO EARTH」・・・ ポップな感じがなかなかいい。ぜひyoutubeのクリップをみてみてください。

つづきはこちら↓

2011年5月26日木曜日

ぐっとくる静謐な妖しさ Brown eyes ~ dip in the pool

やさしくてそれでいて静謐な、そんな時間をすごすことができる・・ふしぎなアルバムだ。

マルチでピュアな才人甲田益也子とサウンド・マイスター木村達司によるユニット”dip in the pool”・・実に14年ぶりのアルバムときくと、そんなにも時間がすぎていたのか、と思わせられる。

Brown eyes
dip in the pool

1) a bridge to the rings of the Saturn
words:甲田益也子 music:木村達司 arrengement:木村達司
2) Viola
words:甲田益也子 music:木村達司 arrengement:木村達司
3) oiseau
words:甲田益也子 music:木村達司 arrengement:木村達司
4) transit
words:甲田益也子 music:木村達司 arrengement:木村達司
5) azure
words:甲田益也子 music:木村達司、小林誠 arrengement:木村達司
6) Io [2011]
words:甲田益也子 music:清水靖晃 arrengement:木村達司


それにしても甲田さんは美しい。中野さんプロデュースの写真を みていると、もちろんスタッフと甲田さんとそれぞれにプロによるプロの凄みなのだけれど、年齢を超えたある種の超人的な美しさの浮遊がそこには感じられ る。ワイルドのドリアン・グレイではないけれど、人生の何かを引き換えにしてしか得られないような超然として、凜とした「美」がそこにはあるのだ。


6曲目の清水靖晃さんの曲をきいていたら、彼女の美しさと音楽のその微妙な妖しさに、ちょっとくらくらとなった。

つづきはこちら↓
http://wp.me/pMonj-vj

2011年5月23日月曜日

My classics3 平原綾香

先日は文化庁主催の「文化庁芸術選奨 文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」を受賞・・ある種彼女のこの存在感が王道的に認知されてきた感もある平原綾香。

その彼女のクラシック第三弾・・あいかわらずの平原節である。本アルバムでも坂本昌之さんのアレンジが重要な役割を演じているが、今回は、収録曲の 一部がクラシックというジャンルを超えてやや広がってきたこと、あるいはまた、すでに歌曲として認知されている曲のリ・アレンジのような部分もあり、いま までの2枚とはかなり趣を異にする印象もある。

My classics3
平原綾香

こ ちらで一部試聴できます

1. 私と言う名の孤独 <チェロ協奏曲 第1楽章>
2. 春~La Primavera!~ <『四季』より「春」>
3. What will be will be <アリオーソ>
4. 大きな木の下 <あなたが欲しい>
5. Danny Boy <アイルランド民謡>
6. LOVE STORY 交響曲第9番 第3楽章 <交響曲第9番 第3楽章>
7. 別れの曲 <別れの曲>
8. くまんばちの飛行 <熊蜂の飛行>
9. Someone to watch over me
10. ブラームスの恋 <交響曲第3番 第3楽章>
11. Greensleeves <イングランド民謡>
12. ラヴ・ラプソディー <パガニーニの主題による狂詩曲>
13. アランフェス協奏曲~Spain (Live Version) <アランフェス協奏曲 第2楽章> [Bonus Track]
14. Danny Boy (English Version) <アイルランド民謡> [Bonus Track]

おすすめは、別れの曲。やはり本来クラシックの名曲として知られている曲をもちこむと、彼女の彼女らしさが光る・・というか節回しの平原節がいい意 味で、楽曲を彼女の持ち物とするところがあって、それがいいのだろうとも思う。さてさて次第にクラシックオンリーでなくなってきた#3だけれど、はたし て#4はどうやって攻めるのか・・同じ坂本さんのアレンジで長くつづく徳永英明のヴォーカリストも#4で一旦終止符をうち、#5はでずそのベスト盤がで る・・という形になった・・平原さんはどうするのか・・展開が気になるところではある。

つづきはこちら↓

http://wp.me/pMonj-v6

2011年5月20日金曜日

JUNKWAVE JUNK FUJIYAMA

あいかわらずのジャンク節炸裂。

JUNKWAVE 

JUNK FUJIYAMA


1. 僕の女神
2. この街~meet again~
3. 束縛
4. 遠い日の手紙
5. はじまりはクリスマス
6. コーヒーソング
7. 優しい名前
8. I Feel The Earth Move(Live)
9. 秘密(灼熱のnew Arrange Live Version)
10. 曖昧な二人(Fantasista Version)
11. さよなら通り3番地(Bonus Track)


おなじみの村上“ポンタ”秀一、天野清継、知野芳彦など凄腕メンバーを迎えて、エナジー溢れるポップ・チューン、ジャンク・ワールドが展開され、ボーナ ス・トラックには、はっぴいえんどの「さよなら通り3番地」。

スタジオ録音だけあって、音の粒だちもそろい、ききやすいアルバムに。その分いままでのものに比べ、やや小粒感が感じられるかも。さて、新たなる ジャンク旋風がさらに吹き荒れるのか・・・ちょっと楽しみなところ。

つづきはこちら↓

http://wp.me/sMonj-junkwave

2011年5月19日木曜日

Time and Again 清水靖晃 & SAXOPHONETTES

人間にはいろいろな出来事がある。
そして、さまざまな人生がやってくる。

この3月、人生において何十年ぶりかの晴天の霹靂。
今日もまた、人生において、久々の驚愕な出来事に遭遇した。

しかし、それでもまた、それぞれの人間にそれぞれの人生があり、それぞれの日々がある。今日の1枚は、清水靖晃さんの「Time and Again」。

清水さんの作品の中でも、僕が大好きなアルバムのうちの1枚だ。
そんな今日みたいに人生の岐路の一日は、きっとふりかえってきいてみたくなる。

Time and Again
清水靖晃 & SAXOPHONETTES

こ ちらで一部試聴できます


a. As You Recall … ~ b. Barefoot, Broke And Beautiful ( a. あれからすると… ~ b. 素足で, 文なしで, 美しい )
Battleship Grey-Blues ( 軍艦グレーとしてのブルース )
Arturo Remembers – Just Coincidence? ( アルツーロが思い出す – 偶然とは …? )
a. Stir-Fried Ice ~ b. Seven Screen Fix ( a. 炒氷) ~ b. 刃物的逃走者 )
Moths And Cortisone ( 蛾と弛緩剤 )
Nubian Nights ( ヌビアの夜 )
The Crab Sub-Continent ( 蟹たちの新世界 )
History Of Shoes ( 靴の歴史 )

CSチャンネルでこのアルバムの楽曲をたくさん選曲したけれど、多くの問い合わせをもらった。

それにしても、なんとも甘美な、妖しい魅力。素敵なオーケストレーションとサキソフォンの極み。

素晴らしい。
音楽に浸るとは、こういうことをいうのだろうというアルバム。

つづきはこちら↓
http://wp.me/pMonj-uW

2011年5月2日月曜日

Voyage  KAREN AOKI

ふしぎなアルバムだ。ジャズのアルバムということになっているが、堅苦しいジャズを想像するとまったく異なる印象をうけることになる。本人曰く、ジャズと は「挑戦するという意味の動詞である」とか・・なるほどと思わされる。


Voyage 

KAREN AOKI


こちら
で一部試聴できます

1. SKINDO-LE-LE
2. POKER FACE
3. SUGAR CAKE
4. BOARDING PASS (INTERLUDE)
5. ENGLISH MAN IN NY – REVISITED ft.Fefe
6. ANOTHER DAY IN PARADISE
7. I‘VE GOT YOU UNDER MY SKIN
8. PAPIPA
9. PASSENGER
10. YOU GOTTA BE
11. WE WILL ROCK YOU
12. FINAL BOARDING CALL(INTERLUDE)
13. OVER THE HORIZON
14. TRY YOUR WING

曲によってはカーリン・クロッグなどを思い出したりもしたけれど、国内においては、とにもかくにも独特の立ち位置のアルバム。現代若手のジャズ的な るサウンド、アレンジが随所にちりばめられていて、まずは楽しめる。

僕のおすすめは、レディー・ガガのポーカー・フェイスのサルサ・アレンジ版。現代のアレンジシーン、いわばリミックス文化に則ったある種のボーカル 音楽のこたえがここにはあるのだろう。まずは、一聴をおすすめする。

つづきはこちら↓
http://wp.me/pMonj-uI

2011年4月22日金曜日

CM だからこそできる世界 : DOCOMO 森の木琴 

テレビではなかなかみられないだろうDOCOMOの長尺のCM。音の連鎖と森の空気感が 楽しめます。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=C_CDLBTJD4M&w=560&h=349]


これをみていたら、以前、HONDAがつくったパーツを次々とリンクしてみせるそんなCMを思い出しました。


[youtube http://www.youtube.com/watch?v=g2VCfOC69jc&w=560&h=349]


さらに、なつかしいSONYのころがるボールのCMもありましたね。


[youtube http://www.youtube.com/watch?v=YzFDCsCscyo&w=560&h=349]


CMだからこそできる、ぜいたくな時間。そんなことに思いをはせました。

2011年4月11日月曜日

CMの力:サントリー 見上げてごらん夜の星を ~ Hello Future (住友生命)

CMをみていると、それが不意打ちなだけにぐっとくることがある。

先日紹介したサントリーも、さまざまなバージョンをみるたびに、それぞれの感動がある。
ショーケンの存在感と堺正章さんの唄がうまいこのバージョン・・最後のストリングスの編曲といい、もう完璧にぐっとくる。


[youtube http://www.youtube.com/watch?v=Dz8UGZT2YGg&w=560&h=349]

それとは全然違った意味で、普通のCMなのだけれど、CM音楽にどきっとさせられたのが、この住友生命のHELLO, FUTURE. ・・一体誰の歌なのだろう。
最後のコピーと、CMラストでの楽曲の盛り上がりと、ある種のCMの常道的な訴えが、いい音楽とともに刺さってくる。たまたまなのか、HELLO FUTURE. のことばが「いま」という時代にもマッチしている感じがあり、ついつい惹きつけられてしまう。


[youtube http://www.youtube.com/watch?v=rPo9IbHqeSs&w=560&h=349]

2011年4月6日水曜日

さよならの向こう側  水の星、ふたたび




山口百恵の名作、「さよならの向こう側」をCMでときどきみかけることがある。すばらしくフォトジェニックな映像と、そのアンニュイな歌声が見事にマッチして、とても素敵な世界観があらわれる。
このCMは旭化成のもの。近年みるCMの中でも傑作のひとつだろう。
歌っているのは、A Hundred Birdsのヴォーカリスト、TeN。
そして、なんとアレンジは、あの清水靖晃さんだ。はじめてこのCMをみたときの貫かれた世界への感動があって、クレジットを調べていてさらにわかったサプライズだった。
CM1本で、こころの奥底から感動に包まれる・・そこには見事な世界観が醸成されている。体験という意味で、音楽の歓びを感じる瞬間のひとつがまたここにある。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=DLggaDmbYkE&w=560&h=349]
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=Lm7HWIEpUP8&w=560&h=349]
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=rCwcGXaOpiI&w=560&h=349]

つづきはこちら↓

2011年4月3日日曜日

イヴァン・リンス(IVAN LINS)さんの唄、そして、大川泰樹さんのナレーション

イヴァン・リンスが日本のために、「上を向いて歩こう」を日本語で歌ってくれた・・ともだちに紹介されたこのyutubeをみてじーんときました。彼が歌うと、九チャンの日本の曲も、イヴァン・リンス節になる・・ふしぎな感慨です。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=rnTSEZsQZCM&w=560&h=349]

そして、東京FMを中心としたJFNネットワークのメッセージを大川泰樹さんが読んでいます。こころにささります。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=KNGwcTh-8TI&w=560&h=349]
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=ApORV8NRRK8&w=560&h=349]

それぞれの人々の想いが、それぞれの人の声を通じて伝播していく力に、未来を信じることができる気がしてきました。

つづきはこちら↓
 

2011年3月29日火曜日

Mac Book Air 11 inch VS Mac Book Air 13 inch

Mac Book Air 11 インチ を使ってみてそのコンパクト感、スピーディー感、ライト感などすべてが気に入っていたのですが、機会があり、Mac Book Air 13インチも時々使う環境になりました。

使ってみるとわかるのは、実はその差はとても小さいということ。もちろん11インチからはじ めたこともあるのだけれど、そのキビキビ感はもちろんかわらないし、実は画面にみられる量も一部をのぞいてかわらない。そう、たとえば、メイルなど一覧で みるときに、数行の差が大きいのだけれど、そういったときには威力を発揮する感じでしょうか。

あと意外と大きかったのは、バッテリーの持ち時間。2時間の差はなかなかでした。

それにしても「持つことが楽しい」「所有することがワクワクする」という感触は数ヶ月たった いまでもどちらの機種にもかわらぬもの。どちらのマシンにもVMWAREとwindows XP をいれて使うというMACユーザーからみればある種不純なマシンなのだけれども、もちろんウィンドウズマシンとしても、傑出したマシンであることは まちがいないと毎回思わせられる・・そんな11インチ、13インチなのでした。


つづきはこちら↓

2011年3月28日月曜日

MUSIC さかいゆう ~ YU  SAKAI ONLY YU ~

アルバム1曲目の「MUSIC」・・こころに深くしみる。シンガー・ソング・ライターといわれる人は多くいるけれど、その中でも一線を画す、新しいタイプ のミュージシャンだ。特にこのMUSICという曲の中で聞かれる彼のちょっと中性的な声色と果敢なアレンジが彼の才能の深さを見事にみせている。


ONLY YOU
さかいゆう

こちらで一部試聴できます

1. music
2. AHEAD
3. ケセラセLife
4. ソングライダー
5. It’s YOU
6. 夏のラフマニノフ
7. ROCK WITH YOU (Bonus Tracks)
8. FUTARI (Bonus Tracks)

本人によるプロフィールは・・

高知県出身。
高校卒業後、18歳の時に、突如、音楽に目覚め20歳で上京。
22歳、単身でLAに渡り、独学でピアノを始める。
帰国後、数々のミュージシャンとセッションを重ね、そのオリジナリティあふれるプレイで徐々に、その名が広まってゆく。
並行して自身のソロ活動を開始。

R&Bをベースとしたビートの効いた楽曲と、あふれ出るポップセンス、そして聴く人の心に響くシルキーヴォイスで徐々にファンを獲得。ライブでは圧倒的なパフォーマンスとその歌声で観客を魅了している。
2009年10月、1st Single「ストーリー」でメジャー・デビューを果たし、同曲がFMラジオPOWER PLAYを史上最多の43局獲得という新記録を樹立。2010年2月には大人気TVアニメ『のだめカンタービレフィナーレ』のオープニングテーマとなった (2010年3月末迄)2nd Single 「まなざし☆デイドリーム」をリリース。同年5月には、菅野美穂主演の話題の映画『パーマネント野ばら』主題歌に起用された「train」を初の Digital Singleとしてリリースし、続く6月には待望のメジャー1st Album「Yes!!」をリリース。

Augusta Campをはじめとする夏フェスへも多数出演し、そのアーティストとしての存在を大きくアピールするとともに、秋には同アルバムを携えた初の全国ワンマン ツアー『さかいゆうTOUR 2010“YES!!”』を敢行。 1st Album「Yes!!」は、iTunesが選ぶ2010年度の[J-POPベストアルバム]に選ばれたり、全国CD SHOPが選ぶ[CD SHOP大賞]にノミネートされるなど、音楽関係者やリスナーからも高い評価を得、発売以降、現在もロングヒットを記録している。
そんな中、ネクスト・ステップへと向かう、さかいゆうの2011年全国ツアー&第一弾リリースが決定!!
完全セルフ・プロデュース&一人多重奏(レコーディング)による、初のミニ・アルバム「ONLY YU」が3月9日に発売になる。

このミニ・アルバムすべてをひとりで多重録音したという。それゆえに、ある種のモノトーン感はあるのだけれども、それ以上に完成度の高さが光る。

MUSICの作成過程を再現したyoutubeがあるので、ぜひみてみてほしい。若い才能の発露はいつみてもうれしい。





つづきはこちら↓

2011年3月20日日曜日

続アニメンテーヌ クレモンティーヌ zoku animentine Clementine

2010年7月、日本のアニメソングの名曲の数々をボッサ・カヴァーしたアルバム『アニメンティーヌ』をリリースするや、そのアンニュイな歌声とアレン ジ、ギャップとマッチングとの狭間が不思議な魅力を醸し出した作品として瞬く間に注目を集め、各種チャートを席巻。サントリーのノンアルコールビール 「ALL-FREE」 のCMにリード曲 「バカボン・メドレー」が起用されたことも大きな話題となりました。
オリコン洋楽チャート1位、アマゾン1位、HMV ONLINE 2010年ワールドミュージック年間ランキングでも2位を記録、現在7万枚を売り上げつつロングランヒットとなっているこの 『アニメンティーヌ』 ですが、早くもシリーズ第2弾が登場。
アニメンティーヌをマネして、とても多くの柳の下の土壌がでてきたけれど、どれもこれもかなり残念な出来だったのも事実。そこにあらわれたのが、本家本元の続編とくるから楽しみだったわけですが・・期待を裏切らない出来だったのでした。

続ANIMENTINE
CLEMENTINE

こちらで一部試聴できます


1.宇宙戦艦ヤマト (アニメ「宇宙戦艦ヤマト」OP)
2.ゲゲゲの鬼太郎 (続アニメンティーヌ・ヴァージョン) (アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」OP)
3.アンパンマンのマーチ (アニメ「それいけ!アンパンマン」OP)
4.さんぽ (アニメ映画「となりのトトロ」主題歌)
5.残酷な天使のテーゼ (アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」OP)
6.ワイワイワールド (アニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」OP)
7.銀河鉄道999 (アニメ「銀河鉄道999」OP)
8. Get Wild (アニメ「シティーハンター」ED)
9.お料理行進曲 (アニメ「キテレツ大百科」OP)
10.おしえて (アニメ「アルプスの少女ハイジ」OP)
11.歩いて帰ろう featuring 斉藤和義 (「ポンキッキーズ」OP) 【Bonus Tracks】
12.およげ!たいやきくん (「ひらけ!ポンキッキ」オリジナルナンバー) 【Bonus Tracks】
13.天才バカボン (サントリー「ALL-FREE」TVCM曲 雪の温泉篇60秒ヴァージョン) (アニメ「天才バカボン」OP) 【Bonus Tracks】

もちろん、1stアルバムでもっともボサノヴァとフランス語の香が上手にのるものから選んでいるわけで、2ndアルバムは、ボサノヴァにのりにくい 選曲がまじるのはいたしかたのないところ・・それにしても、彼女のうたいかたは、ある種オリジナル原曲のもつオーラを大事にしている感じがあり、そのリス ペクト感がいいのでしょうね。僕のおすすめは、「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」でしょうか・・

つづきはこちら↓

2011年3月17日木曜日

ベルリンフィル からの メッセージ (サイモン・ラトル & セバスティアン・ヘーシュ)

ベルリンフィル からの メッセージ。

じーんときます。


[youtube http://www.youtube.com/watch?v=od49LF_x30w&w=560&h=349]


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http://wp.me/sMonj-bpo

2011年3月13日日曜日

災害ユートピア、そして「菅野よう子:きみでいて ぶじでいて」

大地震があって、呆然として、そして我にかえり、何ができるだろうか、と思う。

「災害ユートピア」という本があって、サンフランシスコやニューオリンズでの災害などのあと、人々が見事に相互に助け合う光景がみられたという。圧 倒的追い詰められた状態だからこそ、人類はある種の根源的存在に帰る・・そんなことを信じたいと思う。

菅野よう子さんが、「きみでいて ぶじでいて」という曲をつくったという。私たちの私たちだからできることは何か・・・いま、自分をみつめてい る。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=O8x6_JHDkhI&w=560&h=349]

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2011年3月6日日曜日

ロックなクラシック YUJA WANG(ユジャ・ワン) 紀尾井ホール ピアノリサイタル

紀尾井ホールにて、ユジャ・ワンのピアノリサイタル。ソロ公演は日本ではじめてではないだろうか。新世代を感じるみずみずしいチャーミングなピアノだった。

ユジャ・ワン ピアノリサイタル
紀尾井ホール

ラフマニノフ: コレルリの主題による変奏曲 op.42
シューベルト: ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D958 (遺作)
スクリャービン: 前奏曲 ロ長調 op.11-11
前奏曲 ロ短調 op.13-6
前奏曲 嬰ト短調 op.11-12
練習曲 嬰ト短調 op.8-9
詩曲第1番 嬰ヘ長調 op.32-1
メンデルスゾーン(S.ラフマノニフ編): 夏の夜の夢」から スケルツォ
サン=サーンス(V.ホロヴィッツ編): 死の舞踏 op.40
V.ホロヴィッツ : カルメン変奏曲

アンコール
ラフマニノフ : ヴォカリーズ
モシュコフスキー :火花
グルック : 精霊の踊り
ヴォロドス: トルコ行進曲
ユジャ・ワンは中国北京生まれの23歳。6歳からピアノの勉強をはじめ、中国、オーストラリア、ドイツで次々にデビュー。北京の中央音楽院でリン・ユェ ン、チョウ・グォアンレンに師事。1999年からは、カルガリーのマウント・ロイヤル・カレッジ音楽院でホン・クヮン・チェンとテム・ブラックストーンの 師事。2002年にはアスペン音楽祭のコンチェルト・コンペティションにおいて15歳で優勝。その後アメリカに移りフィラデルフィアのカーティス音楽院で ゲイリー・グラフマンに師事。2006年には、ギルモア・ヤング・アーティスト賞を受賞。

ラフマニノフ、シューベルトあたりは、それでも比較的おとなしく弾いていたのだけれど、スクリャービンの詩曲あたりから本領発揮。メンデルスゾー ン、死の舞踏、カルメンあたりは、もはや新世代のグルーブ感あふれる演奏、それはまるでロックの魂を感じるような内からほとばしり出るきもちをピアノにた たきつけるかのごとくの演奏だった。

Youtubeで練習風景がみられるが、だいぶこもった音だけれど、そこにも彼女の素晴らしい才能の片鱗をみることができる。

きわめて卓抜した演奏テクニック、とくに確実でありながらチャーミングな左手がユジャ・ワンの演奏に素晴らしい彩りをあたえている。アムランではな いけれど、高速に正確に奏で、それでいて高速だからこそ微妙にインクルードできるわずかなゆらぎのようなものが音楽の新しい喜びをつむぎだす。また新しく 新世代ピアニストが誕生した・・そんな感じなのだ。

そして、アンコール。こころあたたまるやさしいヴォカリーズがあったかと思えば、最後は、ヴォロドスアレンジのとてもチャーミングなトルコ行進曲。 ファジル・サイのワントーン風のアレンジとはちがって、音楽的により奥深い、それでいて魂の叫びのようなものが含まれた新しいトルコ行進曲を堪能できた。

youtubeにちょっと昔の演奏があったから片鱗をぜひみてほしい(紀尾井ではもっと激しい気性のトルコマーチだった)。

いや、すばらしいアーティストに久々に邂逅した。そんな感じの一夜。最後に、紀尾井ではきけなかったけれど、ある意味もっとも彼女の片鱗がわかる熊蜂の飛行をぜひどうぞ。

つづきはこちら↓
http://wp.me/sMonj-yujawang


2011年2月16日水曜日

マイア・バルー 地球をとってよ!


マイア・バルーは素敵だ。他に替えのない唯一無二の存在だ。
地に足をきっちりとつけた歌声、そしてそこから生まれる説得力。彼女の音楽を聴いていると、その巧拙とは別に音楽はつまり人間なのだ、と納得させてしまわれる・・そんな力に満ちているのだ。


地球をとってよ!

マイア・バルー

1.Ongaku
2. 小さな奇跡
3. Asia
4. ぽろろん
5. ル・ロマン
6. イノセンス

マイア・バルーは、フランスの音楽家・俳優として知られるピエール・バルーと、江戸っ子の母を持つアーティスト。幼いころから世界中を巡った彼 女は、ジプシーの音楽から島唄まであらゆる音楽を吸収した独自のワールドミュージックを武器に『FUJI ROCK FESTIVAL’09』などにも出演している。
特におすすめは、ongaku。
[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=P6n1fUOZniE&w=560&h=349]

彼女のもつ風土の強い音色が感じられ、こころがわしづかみにされる。出色の出来映えだ。

つづきはこちら↓
http://undecuplet.wordpress.com/2011/02/16/maia!/

2011年2月11日金曜日

デオダート最新作 THE CROSSING Eumir Deodato

イメージ 1
エウミール・デオダートの最新作。デオダートは言わずと知れたブラジル人鍵盤奏者/アレンジャーの最高峰のひとり。本盤は、あのCTIレーベルでのプロデュースを想起させる、ずばり80年代デオダート・ワークスへの完全回帰をテーマとしたメロウ・テイスト全開です。

THE CROSSING
Eumir Deodato

1. Double Face – feat. Al Jarreau
2. I Want You More – feat. Novecento & Al Jarreau
3. The Crossing – feat. Londonbeat & Paco Sery
4. Night Passage – feat. John Tropea
5. No Getting Over You – feat. Londonbeat
6. Summertime – feat. John Tropea
7. Rule My World – feat. Novecento & Billy Cobham
8. Border Line – feat. Airto Moreira
9. Double Face – feat Al Jarreau (Radio Mix)

麗しいタッチのエレピ・フレーズで幕を開けるオープニング「Double Face」は、アル・ジャロウの粒立ちの良いヴォイスと絡む、先行シングルで話題にもなったハイライト・トラック。続く「I Want You More」は、ボサ・ノヴァを基調としたスタイリッシュなナンバー。ファンク・ジャズ風のリメイクで聴かせるスタンダード「Summertime」では、 CTI時代からの同志ジョン・トロペイ のギターを絶妙にフィーチャー。
とにもかくにも全編にみなぎるデオダートのエレピがあまりにチャーミング。ここのところちょっと彼らしさがぴりっとしなかった感じもあったけれ ど、この最新作では見事にカムバック。特にあのサマータイムでは、ストリングスアレンジまで、まさにあのスカイスクレーパー時代の彼のサウンドそのまま。 大いに楽しめます。

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http://undecuplet.wordpress.com/2011/02/10/the-crossing/

祝 IBM 100年

1911年6月16日、アメリカでIBMの前身となるCTR( The Computing-Tabulating-Recording Company)社が設立されてから今年で100年になる。それを記念して、IBMがつくったビデオがこれ。なかなか感動的である。

IBM・・ このことばに何を感じるかは、世代によって随分違うかもしれない。僕が感じているIBMは、やはり常に知性の象徴だからだろう。 「THINK」ということばに代表されるIBMは常に、知の巨匠として、君臨していた。アップルのあの1984年のIBMをビッグブラザーにたとえたCM も有名だが、打倒の対象としたいくらいに、むしろIBMの知が輝いていたととらえるのが正しいのだろう。

パンチカード、フォートラン、IBM360、ThinkPad・・・ビデオをみながら、あれもこれもなつかしい。本当にIBMが想起させるものは数限りない。そう、あのイームズの作品群も、IBMのパビリオンのためにつくられたものだった。

なつかしく、それでいて誇らしい。常にぶれない知のイメージを表象しつづけるのは実はとても大変なことだと思うけれど、それが見事に実現されていることに、敬意を感じる。IBMはこれからも常に「IBM」でありつづけてほしいと思う。おめでとう100年、IBM。

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http://undecuplet.wordpress.com/2011/02/01/%E7%A5%9D%E3%80%80ibm%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E5%B9%B4/


2011年1月24日月曜日

ジャンク・フジヤマ   コピーを超えた爽快さ LOVE SPACE

ジャンク・フジヤマさんは、快進撃をつづけているようだ。

Youtubeにあったこのライブでは、達郎さんの名曲、「LOVE SPACE」をまるまる唄っているが、その声量と説得力は、達郎さんのオリジナルのそれとも違って妙な説得力があって楽しい。

ジャンク・フジヤマさんは、常に山下達郎さんとの比較で語られるが、多くの人のそのきっかけは別として、こうして同じ曲をきくと、その差が逆に明らかになる。原曲に魅力が満ちていたことからこそ、こうして別の歌手による再現が可能なのだけれども、それにしてもジャンクさんの歌い方は、いまの時代のいま現在そのもののある種の時代をもった唄い方で、それは妙にチャーミングなのだ。

そこには、コピーというのとは違う、そういった構造を超えた魅力がある。ますます、彼のライヴにもいってみたくなった。

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2011年1月21日金曜日

名曲・・Nat King Cole LOVE ナッキンコール L・O・V・E

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世の中、何か不透明で、明るい未来が見えないいま。そんな時代、そして今日のような日にこそ、「LOVE」のような歌が求められるのではないでしょうか。今日の一枚は、ナット・キング・コールからベスト。なつかしい歌が繰り出されます。

Nat King Cole
BEST


1. ラヴ
2. アンフォゲッタブル (モノーラル録音)
3. モナリザ (モノーラル録音)
4. スマイル
5. 枯葉 (モノーラル録音)
6. プリテンド (モノーラル録音)
7. イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン (モノーラル録音)
8. 歩いて帰ろう (モノーラル録音)
9. ルート66 (モノーラル録音)
10. スターダスト
11. キサス・キサス・キサス (モノーラル録音)
12. スイート・ロレイン (モノーラル録音)
13. 恋の気分で (モノーラル録音)
14. トゥー・ヤング
15. 君を想いて
16. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
17. ラヴ・レターズ (モノーラル録音)
18. ネイチャー・ボーイ
19. 恋に落ちた時
20. ラヴ (日本語ヴァージョン)

特におすすめなのは、もちろん「LOVE」。
ナッキンコールは、英語と日本語で歌っています。
英語はこちら

日本語はこちら

愛を感じる、素晴らしい曲・・あらためてこころがあたたまります。
美空ひばりさんのものも聴いてみましょう。

そして、最後は最近シャネルのCMでも使われた JOSE STONE のバージョンです。

名曲というのは、いつまでも永遠なのかもしれません。「LOVE」・・この曲とともに、素晴らしい幸福に満ちた一日をすごしたいものです。
今日でこのウェブサイトも1周年。多くの人が見てくださったおかげでここまでつづきました。ありがとう。

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2011年1月20日木曜日

Gift ~あなたはマドンナ~ 土岐麻子

これまでに「ユニクロ」・「NISSAN」・「docomo」・「マクドナルド」・「パナソニック」など50社以上のCM音楽の歌唱やナレーション を担当してきたいわば、声のCM女王とまで呼ばれるようになった土岐麻子さんの最新作・・資生堂「エリクシール シュペリエル」CMソング『Gift ~あなたはマドンナ~』のCDシングルです。

篠原涼子さん、永作博美さん出演の新CMでもご存じの方が多いかもしれません。「あなたって不思議だわ あなたっていくつなの?」というサビのフ レーズが印象的なこの『Gift ~あなたはマドンナ~』は、EPOさんの書き下ろし楽曲。元々は、「シュペリエル~」のあたりにサビの部分しかなかったものを、シングル発売にあわせて全 曲作成したものとのこと。

またカップリングには、「ALL YOU NEED IS LOVE」(docomo Answer「STYLE イルミネーション」篇CMソング)、「Waltz for Debby」(NISSAN TEANA CMソング)、「How Beautiful」(ユニクロ TV-CMソング)、「乱反射ガール」という4曲をメドレーで収録されています。

CMソングに寄せた本人コメントは・・・

私が子供時代を過ごした80年代のテレビには、夢がたくさんつまっていました。
コマーシャルにも、魅力的な女性たちや、詩のような魔法の言葉がいっぱい。
とくに資生堂のCMに登場する、美しくて、強くて、キラキラした女性像に私は憧れていました。
当時は化粧品が使える年齢ではなかったけれど、心の内側から美しさをつかみ取るような、パワフルな明るさは、そのまま今の私の作品に還ってきて、今年『乱反射ガール』という一枚のアルバムをつくりました。
それは2010年の女性たちに贈る、1980年代の女性たちからの、明るく生きるヒント。
そんなときに今回のお話をいただき、本当にうれしく思いました。
しかも作曲はEPOさん!まさにあの頃の資生堂!
「私がかつてワクワクさせてもらったように、世の女性たちが、もう一度、たっぷり、どっぷり、開放的に夢を見られますように!」という思いを込めながら歌っています。

そう、彼女のコメントにもあるように、ある種のなつかしさを感じさせる素敵な仕上がりになっています。

2011年1月16日日曜日

ファンタスティック・ナイト! 清水靖晃 & マイア・バルー

ピエール・バルーのお嬢さんであり、東京生まれパリ育ちの シンガー&マルチミュージシャン・・マイア・バルーさん。そして、ピエール・バルーさんと友人であり、マイアさんを幼少のときから知る、サキソフォン奏者清水靖晃さんの待ちに待ったライブコンサートが開催されました。


会場は12月にできたばかりのサラヴァ・東京。立ち見もでるほどの盛況ぶり。


基本はフルートのマイアさんとサキソフォンの清水さんという組み合わせと思っていたのですが、はじまるやいなや、ピアノを弾いたり、ギターを奏でたり、あるいは歌ったりとそれぞれがまさに自在に組み合わせを変え、あらゆる音楽を披露するといった贅沢な構成なのです。
とにかくふたりしかいないわけなので、どちらもすぐに自然体に本領発揮。どちらかといえば肉食系というか、野生の直感で音楽を奏でるおふたりだからか、本当に自由自在に音楽を楽しむ感覚なのです。ペンタトニックからフランス系音階まで異なる傾向の音楽であってもそれがまったく不自然に思えぬほどに、マイアさん清水さんそれぞれの体内音楽によって昇華された、まさに心地よい文化のるつぼ感さえもが楽しめるのです。


かつてピエール・バルーさんと清水靖晃さんでつくられた素敵な楽曲の数々が、そのお嬢さんであるマイアさんと清水靖晃さんの手によって奏でられるぜいたくさ。そしてその多くの曲がライブでの初披露となるもの。観客は酔いしれました。

また、おふたりそれぞれのソロもいくつか演奏されたのですが、 その中でも絶品だったのは、清水靖晃さんのエチオピアの音楽にインスパイアされた「朝」のソロ・パフォーマンス・・その土着性とライブの音楽としての完璧なパフォーマンスに圧倒されました。
いや、すごい・・来られたお客さまからは全員、すごく満足の表情がうかがい知れる、まさに真にファンタスティックな一夜だったのでした。

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2011年1月14日金曜日

STANDARDS GIFT 土岐麻子

土岐麻子さんのスタンダード・ナンバー集。日本屈指のJAZZ SAX奏者であり、父である 土岐英史の他、大石学(pf)・坂井紅介(b)・セシルモンロー(dr)・ハル高内(g)と豪華ミュージシャンがバックを支えています。
STANDARDS GIFT 土岐麻子
1. 雨に歌えば 2. ノルウェーの森 3. ユー・メイク・ミー・フィール・ブランニュー 4. スイングがなくちゃ意味がない 5. マイ・ファニー・ヴァレンタイン 6. 部屋とお茶と私 7. ブレイクアウト
ジャズ・スタンダードナンバーに加え、ミュージカル映画「雨に歌えば」の中でジーンケリーが歌う「Singin In the rain」、スイングアウトシスターの代表曲「Break out」、スタイルスティックスの「You make me feel brand new」、そしてビートルズ「ノルウェーの森」などさまざまなスタンダードがちりばめられた選曲。
伊藤君子さんとかのバックで名前を拝見しそうな、大ベテランのジャズメンのユニットの中で、軽くてさわやかな、ジャズの人特有のあくのようなもののない土岐さんの声が、ある種、新鮮に聞こえてきて、ふしぎな感覚にとらわれます。
アルバムとしてみると、大石さんのローズとか、土岐さんのサキソフォン、紅介さんのベースとか、ききどころ満載で、六本木のアルフィーとか青山のbody & soul にまぎれこんだような、ある種のジャズの日常の気分にとらわれます。その意味でもふしぎなアルバムの1枚なのかもしれません。おすすめです。

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2011年1月12日水曜日

Hear the music から WAVE CAMILA BENSON songs from Antonio Carlos Jobim

イメージ 1今日は女声ボサノヴァから1枚。
WAVE
CAMIA BENSON
1. ジンジ
2. イパネマの娘
3. ハウ・インセンシティヴ
4. リトル・ボート
5. おいしい水
6. ワン・ノート・サンバ
7. ノー・モア・ブルース
8. ウェイヴ
9. トリステ
10. ラーン・トゥ・リヴ・アローン
11. ヴィヴォ・ソニャンド
12. エゥ・セ・ケ・ヴォウ・チャ・マー
ふしぎな匂いのする女性シンガー、カミーラ・ベンソン。ちょっとひきずるような唄い方が独特の香りを奏でます。ジョビンの曲を楽しくきかせてくれますが、「イパネマの娘」とか、「おいしい水」とか、ちょっとアップテンポのアレンジの方がより彼女と原曲のミクスチャーの可能性を感じます。あの川崎 燎さんが参加・・・なつかしいお名前ですが・・。ビデオアーツのヒア・ザ・ミュージックの1枚。

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2011年1月10日月曜日

チック・コリアの会心の一作 フォーエヴァー チック・コリア/スタンリー・クラーク/レニー・ホワイト

1970年代の第2期RETURN TO FOREVERからアル・ディメオラを除いた3人による2枚組の最新作・・ 想像を超えて傑作です。
フォーエヴァー チック・コリア/スタンリー・クラーク/レニー・ホワイト
ディスク:1 1. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート 2. ワルツ・フォー・デビイ 3. バド・パウエル 4. ラ・カンシオン・デ・ソフィア 5. ウィンドウズ 6. ハッケンサック 7. ノー・ミステリー 8. セニョール・マウス ディスク:2 1. キャプテン・マーヴェル 2. セニョール・マウス 3. クレッセント 4. アルマンドのルンバ 5. ルネッサンス 6. ハイ・ワイアー 7. アイ・ラヴズ・ユー、ポーギー 8. アフター・ザ・コズミック・レイン 9. スペース・サーカス 10. 500マイルズ・ハイ
チック・コリア (p, Fender Rhodes) スタンリー・クラーク (b, el-b) レニー・ホワイト (ds)
ビル・コナーズ (g) on DISC 2 – 2, 7-9 ジャン=リュック・ポンティ(vln) on DISC 2 – 4, 5, 7-9 チャカ・カーン (vo) on DISC 2 – 6, 7
1枚目は3人が09年にツアーを繰り広げたライブ版。チック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトの3人によるアコースティックジャズ集です。スタンダード曲、それにチックのオリジナル作品を中心にしたまさに「チック・コリア=アコースティックトリオ」の演奏。スタンリーの超絶テクニックの生ベースも堪能できて文句なしです。 2枚目は、チックのホームグラウンドであるマッド・ハッター・スタジオでの寛いだスタジオ・セッション。しかもトリオに加えて、曲によりリターン・トゥ・フォーエヴァー初代ギタリストのビル・コナーズと、ヴァイオリンのジャン=リュック・ポンティが参加。さらに2曲ではチャカ・カーンがゲスト参加となんとぜいたくな布陣なのでしょう。
ジャズのスタンダードナンバーが録音されています。特に1枚目はライヴ盤とはいえ、見事な完成度。スタンリー・クラークのベースもいい感じでバランスよく収録されていて、チックのピアノプレイをひきたてます。チック・コリアの硬質なピアノがとてもいきていて、なかなかお目にかかれないほどのすべてに整ったバランスのアルバムです。
特筆すべきは特に素晴らしい録音。1枚目はライヴ・アルバムにもかかわらず、太鼓、ベースの音もきわめて巧みに収録されていて、チックの硬質なピアノと見事なバランス。ピアノ・トリオで満腹という感じの実にいきいきとしたサウンドなのです。

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2011年1月9日日曜日

”プレイズ・ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア – トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ギャンブル・アンド・ハフ・アンド・ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア” ラリー・カールトン

イメージ 1ラリー・カールトンの新作です。自身の大ヒット曲を新録音したアルバム『Greatest Hits Rerecoreded Volume One』に続く新作『Plays The Sound Of Philadelphia – A Tribute To The Music Of Gamble & Huff And The Sound Of Philadelphia』がその一枚。
Plays The Sound Of Philadelphia
Larry Carlton
1. Could it be I’m falling in Love
2. Backstabbers
3. If you don’t know me by now
4. Drowin’ in the the sea of Love
5. I’ll be Around
6. You make me feel Brand New
7. Bad Luck
8. Never Give you up
9. Mama can’t buy You Love
10. Only the Strong Survive
11. Mighty Love
Larry Carlton(g), Tony Desare(p, rhythm Charts), Steve Guttman(tp, Horn Charts), Christopher Li’nard Jackson(b),Paul Shaffer(org), Tommy Byrnes(rhythm guitar), Andrea Valentini(ds), Carla Benson(back ground vo),Charlene Holloway(background vo), Dale Kirkland(tb), Darcy Hepner(bs), Nick Marchione(tp), Chris Komer(frh),Mark Douthit(sax), Bill LaBounty(vocal performances) Produced by Billy Terrell
彼の今度の新作のコンセプトは、まさに“フィラデルフィア・ソウル”でした。フィラデルフィア・インターナショナル・レコードの本格的なリイシューがスタートしましたが、実はラリー・カールトンこそがその設立者。そんなラリー・カールトンが今回は、フィラデルフィア・ソウルを代表するプローデューサー・コンビ、ケニー・ギャンブル&レオン・ハフが手掛けた大ヒット曲を、歌心たっぷりにギターで聴かせてくれます。
オープニングはスピナーズの名曲を、ラリーならではのコンテンポラリー色でちょっとメロウにアレンジした「Could It Be I’m Falling In Love」。そして、バラード名曲「If you don’t Know me by now」、「You make me feel brand new」では、究極ナンバーのヴォーカル・パートをラリーのギターが歌いあげる絶品なトラック。数々のポピュラー・ミュージックのバックもつとめたりしてきたラリー・カールトンだからこその、まさにメロディを大切にしたギター・アルバムです。そして、AORファンに熱い支持を受けるビル・ラバウンティがゲスト参加し、ヴォーカルを披露してくれているのも見所です。
そしてなんと言ってもチャーミングなのは、スタイリスティックスの「誓い」。原曲をさらにスローにしたような泣かせるギターが天下一品です。

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2011年1月8日土曜日

超絶技巧の画期的自作自演集 マルク=アンドレ・アムラン 短調による12の練習曲 Hamelin Etudes

かつてヨーロッパでは「コンポーザー=ピアニスト」という言い方があって、彼らは超絶的な技巧を必要とする作品を自ら作曲し、これを演奏することで知られていました。
リスト、ショパン、ルビンシテイン・・・etc。そして現在では、やはりフランス系カナダ人ピアニスト、マルカンドレ・アムラン(Marc-Andre Hamelin 1961 – )こそがまさしくコンポーザー=ピアニストそのものなのでしょう。 今回の1枚は、「短調による12の練習曲」「小さなノクターン」「コン・インティミッシモ・センティメント」からの5曲からなる自作自演集です。
短調による12の練習曲 マルク=アンドレ・アムラン
『短調による12の練習曲』 ・第1番イ短調「トリプル・エチュード」(ショパンの練習曲による) ・第2番ホ短調「昏睡したベレニケ」 ・第3番ロ短調「パガニーニ~リストによる」 ・第4番ハ短調「無窮動風練習曲」(アルカンによる) ・第5番ト短調「グロテスクなトッカータ」 ・第6番ニ短調「スカルラッティを讃えて」 ・第7番変ホ短調「チャイコフスキーの左手のための練習曲による」 ・第8番変ロ短調「ゲーテの魔王による」 ・第9番ヘ短調「ロッシーニによる」 ・第10番嬰ヘ短調「ショパンによる」 ・第11番嬰ハ短調「メヌエット」 ・第12番変イ短調「前奏曲とフーガ」 『小さなノクターン』 『コン・インティミッシモ・センティメント~最も親密な思いをこめて』より ・第1番:レントラーI ・第4番:アルバム・リーフ ・第5番:オルゴール ・第6番:ペルゴレージにちなんで ・第7番:子守歌 『主題と変奏』(キャシーズ・ヴァリエーションズ)
構想、作曲に約25 年という歳月を費やしたというだけあって、素晴らしい出来映え。人間業とは思えぬ超絶技巧で、アルカンやゴドフスキー、カプースチンなどのいままでの超難曲とも違って、さらに奥深い興趣深い作品群となっています。 さらなる難曲として生まれ変わった「ショパン・エチュード」や「ラ・カンパネラ」、そしてまったくの自作の「グロテスクなトッカータ」や「前奏曲とフーガ」など、” アムランが弾くアムランの音楽” が、まさにピアノ世界の拡張をそこに示しているかの感覚を与えます。
また「12 の練習曲」だけでなく、フィアンセのキャシー・フラーに贈るメッセージでもある「主題と変奏」など、アムランによるアムランの音楽も存分に楽しめるところも、サービス精神満点。

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2011年1月7日金曜日

一国の主(首相)がテレビ番組に及ぼすこと

右の表は何の表かおわかりになるだろうか。10台の数字が並んでいるが、一カ所だけ、6.9の数値がある。1月5日とある。
これは、Hステーションといわれる報道番組の視聴率と思われる数値の表である。
そして、1月5日だけ群を抜いて・・というか、極端に異常値を示していることがわかる。この人気あるレギュラー報道番組においていったいこの日に何が起こったのか。
日々、同じような視聴者がついている番組において、この日だけ、いわば本気で「見たくない」と思わせてしまったのは何か・・というと、そう、もうみなさまもご存じのように、一国の首相・・・いわば国をもっとも代表する人・・が生出演した日なのだ。
残念だが、これは異常事態としかいいようがない。マスコミの内側ではこの事実が随分と評判になっているようだが、おもてだってはほとんど語られない。紅白の視聴率はあがった下がったとあれほど騒ぐのに、一国の首相の視聴率をとりあげないのは、本当にそこに意図があるとしか思えないほどに。
よく、こういう数表をみて、たまたまなのだ・・という人もいる。では、試しにどのくらい普段とかけはなれているのかと思い、わずか12月と1月あわせた20日間だけだけれど、標準偏差を計算し、いわゆる偏差値を計算してみた(一年をとって計算したらもっと極端な数値がでただろう)。そうしたら、「偏差値25」とでた。これはどうみても落第の数値だ。これを異常といわずして何だろう。どれだけ残念な数字だかがわかる。(正月だから・・という反論のために、昨年の1月5日を調べてみたら11.2だった・・なので正月説もあたらない)
本日、インターネットの配信番組があって、そこにも一国の首相は登場したらしい。中身をみなかったが、うわさによるとビューワーの数は、2000前後だったとか。政敵といわれる一兵卒のOさんがニコニコに出演したときは150000だったことを思うと、この一国の首相の数値がやはり、異常値を示していることが想像される。
もちろん僕にも思想信条がある、政治的嗜好はある。しかし、いまそれをここで語ろうとしているのではなく、この数値はいわば統計的に、無視できるランダムな偏りではなく、明らかになんらかの異常値、メッセージというかアラームをだしているということをいいたいのだ。
そのことが何を示しているのかまでは、いま僕にもわからない。しかし、本来、プラスに作用しなければならない何かが明らかにマイナス方向への力になっているのは確かであり、視聴率主義を標榜している地上波テレビ局にとっても、これほど視聴率をさげるタレントはきいたことがないだろうし、ふつうでいえばこんなに視聴率を下げてしまったらクライアントにあわせる顔はなく、次回からは明らかに起用されないだろう・・これは、やばい。「一国の首相」に対し、人々が思っていることは、想像以上に根深い気がしてきて、民主主義とは何なのだろうとさえ、思い始めてしまったのだ。

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http://wp.me/sMonj-rate

2011年1月6日木曜日

ヴィニシウス・カントゥアリア サンバ・カリオカ Vinicius Cantuaria  Samba Carioca

日本ではあまり馴染みのないヴィニシウス・カントゥアリアですが、実は約30年のキャリアをもつ大ベテランです。
51年、アマゾンのマナウスで生まれ、6歳の時からブラジル・リオ育ち。ガル・コスタらのバックを経て78年、カエターノ・ヴェローゾのバンド「ア・オートラ・バンダ・ダ・テーハ」に参加。以降84年まで7枚のアルバムに参加し、ドラムだけでなくギターやパーカッションの演奏も手がけています。 94年以降、N.Y.へ移住。アート・リンゼイとのコラボレーションから坂本龍一と出会い、中谷美紀の1stアルバムにも楽曲を提供したりと八面六臂の活躍。ソロ作『ソル・ナ・カーラ』でもリンゼイや坂本さんとの共同プロデュースが見られますが、収録曲はすべてヴィニシウスのオリジナルによるものでした。さて、今回は、演奏曲は、7曲が共作を含むオリジナル。2曲がジョビンともう1人の曲となっています。
Samba Carioca Vinicius Cantuaria 1.Praia Grande 2.Berlin 3.Vagamente 4.Inutil Paisagem 5.Julinha de Botas 6.Fugiu 7.Orla 8.Conversa Fiada 9.So Ficou Saudade
全体にとてもクールな静かな演奏。しかしそれでいてあたたかい独特の風合いがあるものです。プロデューサーはArto Lindsay。そのせいか、Arto Lindsay的なアンニュイな微妙な雰囲気もあったりします。 参加アーティストがとても豪華。ジョアン・ドナート、マルコス・ヴァーリ、ブラッド・メルドー、ビル・フリゼール、パウロ・ブラガ、ルイス・アルヴェス、リミーニュ・・すごいですね。 個人的なおすすめは、「オルラ」でしょう。マルコス・ヴァーリのフェンダー・ローズがとてもいい味をしていて、このアルバムの世界観を見事に集約している感じです。冬の夜長にぜひのんびりときいてみてください。

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http://wp.me/pMonj-rS

2011年1月5日水曜日

フュージョンの王道:フォープレイ~ Fourplay Let’s touch the sky

fourplay のまさにフォープレイらしい1枚。先月来日していて、ブルーノート東京だけでなく、すみだトリフォニーホールで新日フィルとの共演があって、ぜひいってみたかったので、いまでも気になっているのだけれど・・。そういった楽しみを予期させるほどに、常に芸達者のひとたちで構成されているフォープレイ。
Let’s touch the sky Fourplay
1. Let’s Touch The Sky 2. 3rd Degree 3. More Than A Dream 4. Pineapple Getaway 5. I’ll Still Be Lovin’ You 6. Gentle Giant (for Hank) 7. A Night In Rio 8. Love TKO 9. Above and Beyond 10. Golden Faders 11. You’re My Thrill 12. When loves breaks down
アルバムを聴いてみると、いままでの落ち着いた、ある意味の予定調和のプレイから、今回新加入のチャック・ローブのプレイが幸いしてか、ちょっと新しい色合いがでてきた感じ。アニタ・ベイカーがフューチャリングされた「You’re My Thrill」などもなかなか渋くていい感じです。
家でくつろぎながらBGMに聴くにはなかなかいい一枚に仕上がっています。

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http://wp.me/sMonj-fourplay

2011年1月4日火曜日

見事な世界中の朝の目覚め WORLD – CRUISE 2010[世界一周を17分で!]

空気感が伝わる・・というような言い方をよくするけれど、ことばでは簡単でも実はなかなか難しい。今回のこの永川さんの映像は、なにげない世界の朝の映像だけれど、そこに息づく人々の生活が、香りが伝わってくるような、まさに、空気感が伝わる見事なものなのだ。
かつて訪ねたバラナーシーの朝、沐浴をする人と洗濯をする人が共存する川・・ベナレス。インドのこの街は確かにこういう空気だったと思わされる。もちろん、ロンドンもニューヨークも京都も・・僕の知っているすべての街を詩のような映像で語るとなればこうなるだろう・・という映像なのだ。
すべてをひとりで撮影したという。だからこそ、狭い路地でのすれ違いでさえ、人々はカメラを気にしていないし、撮影者自身が巧みに街と一体となったのだろうと想像できる。
キャノンの一眼レフ5Dで撮影されたというが、僕自身も何度かこのカメラを使ってみて、その映像のクオリティは知っていたつもりだったけれど、こうした質感はきっとこのカメラだからこそできたのだろうというのもわかる気がする。
この撮影の旅のために会社をやめて取り組んだという永川さん。果たして彼の次の作品はどうなのだろうと、とても楽しみになった。

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2011年1月3日月曜日

middle&mellow of ASAKO TOKI 土岐麻子

土岐さんのカヴァー曲アルバム。彼女の素直な声と的確なアレンジがとてもいいアルバムに仕上げています。


middle&mellow of ASAKO TOKI
土岐麻子

1. ブルー・バード
2. 土曜日の恋人
3. 夏の思い出
4. ファンタジア
5. モンスターを飼い馴らせ
6. Sunday Morning
7. Let the sunlight in
8. Break out
9. 小麦色のマーメイド
10. PLAY OUR LOVE’S THEME
11. smilin’
12. HOO-OON
13. Down Town

swing out sisters の 「break out 」など、本家のような攻撃的な魅力はないけれど、ピアノとサキソフォンがいい感じに彼女の中性的な声をつつみこんで、あたたかい一曲に仕上げています。
全体としてのプロデュース、アレンジが巧みで、そのあたり土岐さんは本当にいい仲間に恵まれているという感じ。エレピの音色の活かし方など本当に見事。
個人的なおすすめは、ラヴアンドリミテッドの名曲を軽やかに仕上げた「play our love’s theme」、山下達郎さんのカヴァー「DOWNTOWN」「土曜日の恋人」などでしょうか。
お正月も三日目を迎え、ちょっとのんびりとすごす時間には、土岐さんのどちらかとえいばグルーブ感より軽やかさを優先した、この独特なサウンドはなかなかに癖になります。

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サンボマスター きみのキレイに気づいておくれ! 

イメージ 1

サンボマスターの新譜マキシシングル、両A面構成。とても贅沢なつくりだ。

きみのキレイに気づいておくれ
サンボマスター


こちらで一部試聴できます。


[収録曲]
1. きみのキレイに気づいておくれ
あれから10周年オーディションライブ完全収録
2.(イントロダクション)
3.世界をかえさせておくれよ
4.残像
5.これで自由になったのだ
6.(MC)
7.ラブソング
8.そのぬくもりに用がある
9.できっこないを やらなくちゃ

後半は、ライブの収録そのままがはいっていて、トータル36分強。なんとぜいたくなマキシだ。
中でも、素敵なのは、「きみのキレイに気づいておくれ」。

せつなく、やさしい、男の子のこころがとても真摯に描かれ、またサンボ山口さんの声とサンボ全体のサウンド構成がいい。フジテレビ系アニメ「海月姫」エンディングテーマというが、どんなアニメなのだろう。この曲がエンディングと思うだけでなんとぜいたくなアニメなのだろうとさえ思ってしまう。

2011年1月1日土曜日

MICHAEL Michael Jackson から Behind the Mask を聴く

あけましておめでとうございます。
新年第一作は、昨年暮れに発売になった、故マイケル・ジャクソンの新作アルバム。発売前からいろいろな意見がありましたが、きいてみるとやはり間違いなくマイケルの1枚でした。 しかし、これらの曲すべてが、彼の生前、彼がなんらかの理由で発表を見送っていたかと思うと、やはりそれぞれの作品になんらかのマイケルの気に入らなかった点があるのだろうとも想像され、その評価は難しく感じるのも事実です。
MICHAEL Michael Jackson
1. Hold My Hand (Duet with Akon) 2. Hollywood Tonight 3. Keep Your Head Up 4. (I Like) The Way You Love Me 5. Monster (Featuring 50 Cent) 6. Best Of Joy 7. Breaking News 8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz) 9. Behind The Mask 10. 10 .Much Too Soon
先日ご案内した、クインシー・ジョーンズの最新作にみられるようなクインシーの完全主義なサウンドづくりを目の当たりにすると、かつてマイケルがクインシーと組んでいた時代もあっていたがゆえに、マイケル本人による最後の最後までの完全主義感が貫かれていないことが、どれだけ残念なことかとあらためて思われてしまうのです。
お気に入りといえば、やっぱり「The Way You Love Me」でしょうか。それと日本人である僕にとっては、やはり、一番きになったのは、ビハインド・ザ・マスクにとどめをさすでしょう・・・YMO的坂本龍一サウンドが随所に感じられて楽しい仕上がりでした。

つづきはこちら↓

MICHAEL Michael Jackson から Behind the Mask を聴く

イメージ 1あけましておめでとうございます。
新年第一作は、昨年暮れに発売になった、故マイケル・ジャクソンの新作アルバム。発売前からいろいろな意見がありましたが、きいてみるとやはり間違いなくマイケルの1枚でした。
しかし、これらの曲すべてが、彼の生前、彼がなんらかの理由で発表を見送っていたかと思うと、やはりそれぞれの作品になんらかのマイケルの気に入らなかった点があるのだろうとも想像され、その評価は難しく感じるのも事実です。
MICHAEL
Michael Jackson
1. Hold My Hand (Duet with Akon)
2. Hollywood Tonight
3. Keep Your Head Up
4. (I Like) The Way You Love Me
5. Monster (Featuring 50 Cent)
6. Best Of Joy
7. Breaking News
8. (I Can’t Make It) Another Day (Featuring Lenny Kravitz)
9. Behind The Mask
10. 10 .Much Too Soon
先日ご案内した、クインシー・ジョーンズの最新作にみられるようなクインシーの完全主義なサウンドづくりを目の当たりにすると、かつてマイケルがクインシーと組んでいた時代もあっていたがゆえに、マイケル本人による最後の最後までの完全主義感が貫かれていないことが、どれだけ残念なことかとあらためて思われてしまうのです。
お気に入りといえば、やっぱり「The Way You Love Me」でしょうか。それと日本人である僕にとっては、やはり、一番きになったのは、ビハインド・ザ・マスクにとどめをさすでしょう・・・YMO的坂本龍一サウンドが随所に感じられて楽しい仕上がりでした。

つづきはこちら↓